カメラスタビライザー2012冬モデル


DIY steadycam folding Merlin type set up. – YouTube
自作ステディカムマーリンモデル。折りたたみ機能型。材料は、曲げたアルミチューブ、アルミ板、ユニバーサルジョイント、PVCパイプ。カメラを5センチ移動できるスライディングステージ付き。この機材は、カメラがなくてもバランスが取れています。

下にあるオモリとパイプ上の青いオモリは偏心してるので、回すと左右が調整出来ます。ドロップタイムは弓の開き具合で調整。ネジで微動可能。開くとドロップタイムは短くなり、狭くするとドロップタイムが長くなります。チューブの直径は16ミリ。5/8インチ。強度は不要なので、細くしました。


Dynamic balance of DIY steadycam – YouTube
ダイナミックバランスは、動かしたときの釣合です。スピン、ピッチング、ロール側に対称な釣合をとること。釣り合いが取れたかどうかは揺らすか回すかして確かめます。きれいなロールを得るためどんな調整をしたのか、この動画で実演しています。

調整は三段階あります。
まず、第一段階。家でおよそのオモリを調整しておく。ワッシャーの増減やカメラを乗せた状態でのドロップタイムを1秒程度にしておく。

第二段階。撮影前にカメラを装着してレンズの光軸を水平を出します。下のオモリとパイプの青いオモリをまわして左右の調整をします。折りたたみ部品のストッパーネジで弓の開きを調整して、ドロップタイムを操作します。

第三段階。水平がでたら、ロールの揺れでテスト。左右の揺れが対称かどうかが目安となります。動画後半、ロールを確認すると前が重く見えます。重量をわずかに後ろにさげる、カメラをステージ上で(画面の右側に)後退させます。ついでに下オモリも後ろに下げて上下でつじつまを合わせました。この状態でドロップタイムに不満が出るなら、ストッパーネジで開き具合を調整してゆきます。最後にロールの揺れが左右対称で完成となります。

最後に縦に回しているが、その必要はありません。これはデモンストレーションです。回そうとおもえばけっこうな時間弾み車のように回り続けます。手がぶつかるので難しいけれど、水平も同じように回り続けます。自作機で不完全な部分が多くありますが、調整する最終目標がこれなので、対策部品をつけて作れば調整は難しくありません。


DIY steadicam role test 201201 winter. – YouTube
自作ステディカムでのテスト。下の部分がアルミ板なので風に煽られてしまいました。ベアリングを2つ入れた把手に軸。軸にユニバーサルジョイントが付いています。ユニバーサルジョイントの前にアルミの引き金をつけたので、指でカメラの向きをコントロールできます。今回は初の屋外テスト、硬い靴と強い風で、ひどい環境でした。カメラもスーパーファインの最大画素数で撮らないとダメみたい。