ジャイアントリバイブ シフトワイヤー交換

【自転車が飛ぶように売れています】
まさかのガソリン不足です。自転車屋さんは大忙し。
我が家でも買い出し用にとチャレンジのミストラルにリアカゴを装着しました。
もともとエキセントリックな外観なので罹災した人に悪い気がしてリカンベントでは被災地にはいけません。

【真打ち登場】
しばらく前に入手し整備していたGiant Revive s7(リバイブ外装変速)を引っ張り出します。
先月背もたれの部品にペンキを塗りました。
シートカバー欠品の中古車体ですが、壊れている部分はありません。
スラム7段式変速機のアウターワイヤーが傷んでこのままでは乗れません。

ワイヤの取り回しに手間がかかるので、作業が止まっています。
7sがあれば、片道20キロくらいの中距離移動が楽になはず。
さっそく作業を始めます。

車体を立てます。前輪を上にしたウイリー状態にし、作業台などを使って固定します。
次に、リアディレイラーのナットをゆるめインナーワイヤーを外します。

リアスイングーアムの中間にワイヤー固定用の樹脂クランプがあるのでこれも外す。
フレーム底部クランクの後輪に近い場所にアウターワイヤーを固定する小さなアルミ片が二カ所溶接されています。
アウターワイヤーガイドはただ通してあるだけなのでワイヤーをひっこ抜きます。

下周りのワイヤーは簡単な取り回しでした。

フレームのワイヤーは角丸角パイプの側面に穴があり、フレームの中を通ります。
シフトワイヤーをフレーム内部に通し、ペダルの下から抜き出すだけ。
たぶんマニュアルに付け方も書いてあるのでしょうけど読む前に仕事を済ませます。

【フレームにワイヤーを通す方法】
シフトワイヤーをそのまま入れても逃げてしまうので、ピアノ線を使いました。
ワイヤーの出口、後輪側からピアノ線を差し込みフレームの角パイプ側面からあらかじめ抜き出しておきます。
変速用アウターチューブの穴に貫通したピアノ線を差し込んで、アウターチューブをゆっくり引き抜きます。
側面の穴には水の侵入を防ぐゴムパッキンがありますので必ず取り付け後のイメージをつけてから作業しましょう。

【ハンドルポスト】
次はハンドルポストです。リバイブのハンドルポストは凝った作りで、前後に角度が変えられます。
見ただけでワイヤーの装着に手間取ると思いました。まあ、やってみましょう。
まず、古いブレーキアウターケーブルをワザと残し、ハンドルポストの下端よりすこし長いくらいに切ります。

交換する新しいブレーキアウターと古いアウターをガムテープで繋ぎます。
テープで繋いで一本にしたアウターチューブをそろそろ引き抜くと新しいアウターが所定の位置に収まります。
途中、ハンドルポスト中央にあるでかいレバー付きのネジに当たったので抜いてから作業しました。

【インナーワイヤーの取付】
ワイヤーを外した変速機は一番下の位置で止まります。
車輪から見て外側です。一番小さくて重いギアになります。

中古でしたが、整備の手が最低限入った車体です。
そのままの状態でワイヤーを取り付け、問題なく動作しました。

スラムの外装7段のディレイラーは、地面側の位置に取付金具とナットがあります。
このナットが11ミリだか妙なサイズなので、スパナを用意しておきましょう。
プライヤーでも何とかなりますが、角を丸めない様に注意して作業して下さい。

【完成】
リアの泥よけが無かったり、シート下のカバーが紛失しています。
普段乗っている内装3段式のリバイブi3より動きがスポーティです。
i3はギアが重いので、マルチポジションに交換してます(現在アップハンドル化 2013/06/20)
軽くギアレンジが広いのでなかなか走ります。ハンドルはフラットバーのままで充分でした。

あとはカメラを積むためのカゴかバックを付ければ完璧。

チェーンリングガードは別な自転車の補修部品を取り付けました。プレス鋼材の鉄製です。
この手の部品はアルミを叩いてつくるよりアリモノを利用した方が簡単で早く済みます。
もともとチェーンリングガードが付いていた車種ですので台座があります。
サイズが違うので、リングとクランク軸を合わせるため金具を追加し装着しています。

ワイヤーは専用カッターで切ると切断面がほつれません。

なんやかやで撮影し始めました。
正直、被害が大きすぎて震災の様子を撮影しようって気分ではありません。
記録と自制が気分として同居していますが、なんとか撮影して行くつもりです。

ようやく10日経っても北は怖くて上がれません。