空気が澄んだので望遠鏡が欲しい

秋が近づいてきました。旅客機を見るのにいま使ってる単眼鏡の倍率が物足りなくなってきました。もっといいものが欲しい。分解能力が必要なので大きくて、純眼視用ですから倒立像は不可。成立像限定で考えると、正立プリズムが必要で、ダハかZ式の2択。数年前まではZ式が優秀だとおもって単眼鏡からスポッティングスコープまでいろいろ試してみたのですが、狙いやすさを考えると筒はストレート式のほうが便利です。単純に対象物を狙いやすいのです。

双眼鏡も何台か使い込んでみましたが、結局いまは単眼鏡生活です。観測に際して安定姿勢を取るのが簡単で、単眼は双眼にくらべて重量が半分で済みます。双眼鏡は落としたらアウトなので扱いに気を遣ってしまいます。それなら光軸ズレがそれほど心配ない単眼鏡だなと。経験則にしたがった結果単眼鏡を多様し数年が立ちます。

ストレートな筒で考えると、ダハプリズムを使うタイプとガリレオ式の二つがあります。今使っているのはダハの国産の単眼鏡で、小型で便利。もう一回り小さいモデルも欲しいのですが、倍率の大きなモデルも揃えたい。飛行機ですから視野は狭くとも構いませんのでライフルスコープでも良いのですが、人前でおいそれと出しにくいのでなんかないかなあと考え中です。

ライフルスコープ一筋53年!ライト光機製作所の光|【Tech総研】
ゴルフクラブに付けたまま玉を打ってるかも。

手ブレ補正をメカか、単純なストック式にすると便利かも。どんどん大げさになりそうですが、そこは私のやることですから、絶対に重くてデカくはならないでしょう。結局、最終型までこぎつけたカメラスタビライザーは、カメラ込みで総重量が1キロまで落ちまして、計測してみたら1015グラムでした。その構成で撮影した動画はこちらになります。Purifying in the sea 那珂湊 八朔祭 平成24年(2012)

たぶん、これと同じ方法でスコープなり双眼鏡を安定させるのは無理。いや、いけそう。キヤノンやツアイス、ニコンが使っている光軸の途中に補正プリズムを入れるメカ式手ブレ補正ではなく、外付けの方式で作れるかも。画面一杯に飛行機が入るには、きっと20倍では足りませんので10倍くらいになりましょう。

どうにかして簡単な補助具だけで手ブレ補正を取り除けるか。いま考え始めたばかりなのでぜんぜん形になってませんけど、どうにかしようと思います。

椅子に座って双眼鏡なり単眼鏡を見るシステムをいろいろ考えたのですが結局どれも大げさになるので作りませんでした。星がキレイになる前に、こんどは手持ちで、オリオンの三つ星下のM42を、手ブレなしで気楽に見られるシステムを作ろうと思います。椅子に座って双眼鏡のときも、構造としては作れるのですが、目を保護して安全に見られる仕組みが作れませんでした。

コンバージョンレンズを使った双眼鏡なんてのが、実は一番実用的だったりして。
テレコンでwidebinoを作る