カメラネジと45エルボ

水道管用の45°継ぎ手がないと探した結果、普通に山新本店で発見。
中型店では売り場の都合置いていないだけ。
ないと思っていた三菱樹脂製45°。
ふうつにありました。

角度が異なる3種類を購入しました。

45°エルボ 水道管 
45°エルボ 水道管 

嘘。

写真の継手はすべて同じものです。

三菱樹脂 水道管エルボ
三菱樹脂 水道管エルボ

並べてみると、左の方が小さく見えます。

目の錯覚。

本人が最初に戸惑ったのは内緒。

実際に現物を重ねてみると、当然ですが全部同じであります。

【フォークをつくる】
45°継ぎ手も手に入りましたし、もう作るしかない。

本日一番の収穫は異径継手。(写真下)

これをカットして、ベアリングを仕込んでカメラ安定装置のアームとグリップをつなぐフォークにします。下部VP30の太い部分をCの字型にカットします。

次ぎに丁字の「チーズ継ぎ手」を加工します。丁字の上辺を短くします。丁度戦車砲身のマズルブレーキ型にしまして、中に小径軸受けを2つ組み入れます。

図面を引いて確かめると、異径継ぎ手チーズを入れるには上辺を30センチに切らねばなりません。ベアリングを収めて丁度ぴったりの大きさとなります。あとはワッシャなどで調整しましょう。

ベアリングの固定には紙テープを利用します。チーズ継手のなかに、パイプ留めのリブ(段差)があります。リブの直径が14ミリほど。ベアリングの外径が17ミリですので抜け落ちず良いあんばいです。

これにてZとX軸の問題が解決。木のブロックに穴を開けずに済みます。

あとはグリップの中に縦に小径ベアリングいれまして、本体と接続すると完成です。

--ここまでの流れなどまとめてみます--

【利点】
全部水道管で構成します。加工工程数を減らします。異径継手だけは特殊な加工が必要ですが、ほかは一番小さいパイプカッターのみで加工が済むでしょう。パイプカッターさえあれば30分くらいの作業です。

すべて水道管を使うことにより、分解組立が簡単になります。また部品の供給も簡単になります。最大のメリットは、回転部分をふくむ可動部のユニット化です。組み立てるとパーツとして分離できますので、違う形の安定装置に接続して使用可能です。スキー用とか走って追っかける用とか、自転車のハンドルに搭載できる小型版などに流用できます。

およその図面をあとで公表します。

【欠点】
パイプが重いかも。パイプでヤジロベーの腕を作ると全体的に重くなるでしょうね。ユニットとしてばらせるので腕はあとで木かアルミ曲げパイプに直せばどうにでもなるでしょう。

これといって欠点が思いつきません。あえて言えば、軸の固定が面倒かも知れません。いまは板を適当に切ってドリルしてパイプ内に収める予定です。紙テープを巻いて固定しても良いでしょう。この部分だけは手間と加工が必要になります。

【制作費】
計算しますと価格は1500円くらいで収まるはず。ベアリングをもっと安いのにすると映画1本分くらいで作れます。図面とか作り方はもうしばしお待ちください。これでできるのは、「ステディーカム・マーリン」風の安定装置です。「グライドカム」タイプはまた別に作る予定でおります。ベアリングは手持ちを流用します。

異径継ぎ手はマーキュリー宇宙船に似てる。
ワシントンDC2日目 ウドバー・ハジーセンターその5
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レッドストーン4号こと、ガス・グリソムのカプセルは海の底・・・・お、引き上げたと。
マーキュリー・レッドストーン4号 – Wikipedia
さすがディスカバリーチャンネル。粋なことを。

ネジを単品で買うとレシートが長くなります。
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