早川さんと石黒さん

早川書房のミステリーマガジンを背伸びして読んでた時期がありました。雰囲気で買ってた。本当に私が好きなのはミステリー全般ではなく、刑事コロンボでしたので、正統派のミステリーファンからするとちょっとずれてます。爪先がいたくなったので定期購読はアニメ誌に変更。

ライアルの「深夜プラス1」などの冒険小説にスライドするべきが、今度はアニメ誌からハードロマン、バイオレンス小説に移行して、どんどん読書偏差値が下がっていくところが私らしい。

若い、体力のあるうちに読書を沢山すべきだと思う。だけれども、日本の労働者は労働時間が長すぎるし、帰宅後にくたびれてしまって本など読む余力はないのだろう。私には幸いにして不幸なことに時間だけはあったので、二十代から三十代にかけて、それなりに本は読んでいたかもしれない。

私が学生だった頃は、古本屋にいくと早川の白と青の背表紙がSFとミステリーでだだだっと並んでて壮観だったのですが、いまはそんなに売れないみたいで古本屋ですら置き場が減っています。

早川書房がいまのかたちで立ち上がったときに詩人の田村隆一がしていたのは、江戸川乱歩先生と植草甚一先生の家に定期的におうかがいし、海外の面白い小説を教えてもらうこと。それを持ち帰って翻訳権を買うんだそうな。

それから半世紀。現代ではずいぶん進化して、「FAX」という最新機器で受注しているらしいぞ。さすがSFにもつよいしゅっぱしゃだ!なんとだいすうをこれまでの2倍にしたらしいぞ(噂)
hironori okada(@solamimi777)さん | Twitter

エッセイ2:イギリスに渡った研究者-シズオ・イシグロをさがして

賞など気にせず、読みたい物を読もうぞ。