村上春樹の生原稿とヤスケンの死

村上春樹氏の生原稿を見た。若い女性たちに人気の作家だから、きっと丁寧な楷書で書いてあるんだろうと、勝手思い込んでいた。しかし実際にはかなりのクセ字。いい物を見せてもらってありがとう、とそのときは素直によろこんだが、実態は↓こんな薄汚れた裏があったそうな
死んじゃったからもういいよな、「ヤスケンの所業」

中央公論でブイブイ言わせていた敏腕カリスマ編集長が流したんだってさ。
そりゃあ、古書店は流れてきたら古書店は買うよなあ。1999年に中央公論が営業権を読売に譲渡し中央公論新社になった経緯があり、それ以前から社内の統制が怪しかったんだとおもう。

敏腕編集長は、僕が某古書店で村上氏の生原稿見たときはご存命だった。だから明らかに生前のかなり早い段階で流していたんだとおもう。ずいぶんひどいなあともおもうが、出版屋さんの中身なんてそのくらいのものだから、あらためて驚くのはやめた。

 オウムを追ったドキュメンタリー 解説:村上春樹