新風舎が民事再生法申請へ

自費出版大手「新風舎」、再生法申請へ
印刷屋さん2社が支援するので今年いっぱいはひとまず安心。

自費出版の会社は沢山あります。
一番安上がりなのは印刷屋さんに頼んで製本する方法。
本屋さんには並ばないので、販売方法は手売りです。
地方議員の回顧録とか配る先と部数決まっている本に最適です。

本には、地方流通ルートと一般書籍と同じ流通ルートがあります。
新風舎」は一般書籍と同じルートに乗せるをうたい文句に書き手を募集していました。
新聞の広告が盛大に出ていましたね。

その一方で訴訟も抱えていました。
新風舎商法を考える会

自費出版の会社は文芸社新風舎があります。
定年退職したおじさんは文芸社。
おばさんは新風舎で小説をだす、といった棲み分けがなんとなく出来ていました。

文芸社はたまに買います。新風のは著者が手売りしていたのを買ったことがあるくらい。
プロが狙って書いても売れないのが出版の世界。
編集者を通さずに素人が書いた本は売りにくいんでしょう。

流通ルートの確保が出来なくなった時点で契約不履行でアウト。
給料の遅配、自主退職、人員整理が始まったら危ないかもね。

ほかの版元がださない本を文庫化してたのでちょっとだけ残念。