あのおじさんは上手すぎる

ウインドテスト1。風に吹かれてベアリングが回ってしまうようだ。

注目はアームと台座の構造。かなりシンプル。
台座は横にカメラネジを移動させる溝を掘っているのかと思ったが、カメラと接触する黒い板は穴が沢山開いている。スリットではない。中心に穴を1つだけ開けたのだと推測。

真ん中だけ穴を開け、黒い板の下右裏入れたワッシャでばらんすをたもつのだろう。沢山開いている穴は軽量化のための肉抜き。

バランスウエイト用の腕は台座とネジ1本で止まっているようにも見える。0:35秒ほどでパイプに日光が当たってCの字に曲げたパイプの裏面が見える。よく見ると内側はわずかにへこんでいるようにも見えるので、中にソリッドのボルトでも入ってるのか?

もう、面倒なのでベンダーとか雌型なんかとばして手で曲げよう。なかに樹脂とずんぎりボルト・・・ねじ山を切った鉄棒・・・をいれて、いっぺんに曲げれば曲がるだろう。重量に問題が出るか。

カメラ雲台にあたる黒い板とパイプは、おそらくパイプを軽く潰してネジ留めしているのでしょう。

ジンバルと台座を繋ぐ白い部分はアルミアングルを利用。アルミアングルをカットして、パイプを介して固定か。いや、スペーサーではなく、長いナットを利用して居るのか。

「長ナット」を利用すれば上下に皿ネジで挟めるので余計な出っ張りが出ませんね。なるほど。

ネジを切っても3ミリ厚くらいのアルミではすぐネジがバカになるので、あの厚さの板でネジ頭が見えなくて済ませるには上下から皿ネジ、そして受ける部分をさらっておくと。これはメモしておこう。丁度ほ1:00のところでわずかにスペーサーからネジが浮いてるように見えるますから。

【脳内3Dキャド】
結局、夜にDIYのお店に出向くこともなく、悶々と悩んでました。
WSCLATER版をそのままコピーするのはできますが、もうこれ以上工夫のしようがないのでちょっと悔しい。

思った以上に仕事が丁寧でさらに余計なパーツをあっさりとあきらめてますから、この設計思想にのってつくると完全コピーしかありません。それはそれでやりにくいぞ。

あとは、ジョイントをアルミ丸棒から削るか、ボルトから削りだすか。工具用のユニバーサルジョイントは鋼材の硬度が高いので加工が面倒。アルミでなんとかしたい。グリップは木かな。ベアリングの処理が今ひとつ思いつきませんけど。代替こういうあがき方をしているときは既存のモノに負けてるんです。WSCLATER版ビデオカメラスタビライザーは強すぎ。よくできすぎ。

DIY steadicam camera stabilizer
そしてこちらが答え合わせ。本家のページです。
そうか、アルミは建材用のリブ付レールか。
ネジは皿ネジですね。長いナットで保持。
パイプエンドは潰して穴を開け、太めのボルトナットで固定。
影になるし黒く着色されているので気がつきませんでした。

パイプは特に工夫せず手で曲げた風。
5月以降バランサーがスクリュータイプに変更されてますね。