水戸丸井地下から

水戸駅北口をでて、駅ビルを出ると右手に丸井水戸店があります。すぐ1階にはパチンコ屋がありまして、今日は土曜日といっても勤労感謝の日なので人出が多く、駐車場も国道50号に面した角から常に数台並んでいました。私は本屋に用があって三ヶ月ぶりくらいに丸井に入りました。

いつもの習性で地下におります。マクドナルド丸井水戸地下店は撤退してただのテーブルが並んでいました。自販機がおいてあり、遊びにきた高校生の休憩スポットとなっていました。自販機なので喫茶店より安い。客層が若くて客単価が稼げなかったから、マクドナルドも逃げたのでしょう。マクドナルドといえば、勝田市毛にもありました。あそこはたしかに国道6号の交通量の多い場所で出入りが大変でしたけれど、撤退するほど駄目だったのでしょうか?向かいのケンタッキーは踏ん張っています。

地下は楽器やさんと、サッカーウエアが水戸ホーリーホック押しのスポーツ用品店と、アニメイトらしんばん 水戸という中古のアニメ専門店ができてました。お客さんの顔を見るとどこの客かわかります。だいたい島村楽器のお客さんは容姿に気を遣ってギターケースを背負っています。アニメイトと中古DVDのお客さんは背負ったデイパックに夢が詰まっています。

私くらいの鑑定士となると、歩くときの足音でわかります。アニメの人が髭も剃らず日曜の午前中からアニメを見ているときに、ギターの子はお風呂で眉毛を整える話をしてるので10代後半くらいで人生の勝負が付いているようなそんな残念な気分になるフロアでした。

エレベーターに乗ります。さすがに休日で丸井ですから男女比でいうと男がすくなく、なんであの人は顔にサーフェイサーを吹いているのかなあと美人さんの顔をみると、ファンデーションです。光の加減で粉っぽくみえただけ。

本屋にいくと、文教堂は最初のころに比べて棚の密度が下がって歩きやすくなっていました。初見で圧迫感があっていま、慣れただけかもしれませんけど。マンガコーナーはほんとわからないや。文庫は充実。ふつうの本の比率が高いのと、家から近めなので来てみました。

水戸の本屋は立地が難しいらしくてひとつ所に居ません。駅前は川又が駅前のビルから駅ビルの中に移動してて、以来足が遠のいています。読書は惰性です。読まなくなると読みません。自分に関係が深かった書店だけを基準に町を見ているように思います。無くなった本屋のことなんて誰も知りたく無いかもしれませんが、ちかいうち書店の移転の歴史でも書いてみようと思います。アマゾンの隆盛に反比例して駅前の書店群は様変わりしています。そして今後も変わるでしょう。