画角より操作が大事と思いたい

スタビライザー動画。いつもの公園です。オモリを取っ払って下を軽くしました。自分で使う分には、オモリが多い方が良いだろうと、ありったけのワッシャを付けてましたけれど、ワッシャは取ってもバランスはそれほど変わらず。軸の中央部分にジンバルのリングを置いてましたけれど、オモリを取ったぶん、リングの位置が上がります。イベントのときにkoflogさんがスルスルとオモリを外して軽量化していただいたのを思い出し、オモリを外してみました。

前回のテストとの違いは、オモリの枚数で、8枚とって申し訳程度に2枚残してあります。もともと下に付けている板が肉厚なので板だけで十分な重量があります。振動が出てしまったのは想定したよりも自重が重すぎるため。あと、歩き方と持ち方が駄目。しばらく撮影をサボったので基本を忘れてました。

グライドカムもフライカムもステディカムも横軸にベアリングを入れるためグリップと軸が離れてます。軸とグリップを離すことで、レギュラーなら右手でグリップを持って、スタビライザーを体の横に出し軸を左手で操作できます。

うちのは意図してグリップを軸のすぐ近くに置きました。軸と近くするほうが体への負荷は小さくなります。下の板の長さを短くしてありますから、体の正面で構えられます。前回のテストは体の横で使ったのですけれど、軸とグリップが近すぎて逆にコントロール出来ず。左手で持って、右手でコントロールするので折りたたんだ左腕は振動を流すことが出来ず上下動を消えなかったものと推測できます。あと総重量が今日のテストよりも重い。建築用ワッシャーを大量に積んでいるので100グラムくらい増量してました。

今日はテスト前にオモリを取りましたのでスタビライザーの重量は1800g以下。カメラが800gほどですので計2.4kg。実際はもうちょっと軽くなっています。テスト前に軸のネジに厚紙を巻いてその上にスポンジゴムをはめてあります。これにより、コントロールと防振ができます。画角が45mmとこれまでのテストに比べて少々せまいので、歩く速度は前回の普通からゆっくりに変えました。機材全体が軽いときは普通の歩き方でふつうに歩いてもブレないのですが、さすがに2キロ越えの機材は普通に歩くと振動がでます。腰を落として体の使い方を気をつけないとなりません。

機材はネジが重いのが玉に瑕。軸に12mmのネジを採用したのでなんだか重い。たとえばアルミとジョイント付きのパイプに変えたりもできるのですが、ネジの強度は魅力的なのでこの部分は譲れません。カメラが軽いなら軸自体を細くできますが、EOSを載せるとなるとどうしても丈夫な軸が必要です。短いネジを高ナットで繋いだおかげで仕舞い寸法が小さくなりました。

初期の自作マーリンの1本曲げっぱなしアルミパイプのときはかなり60×90くらいの大きなカバンに入れていました。曲げスレッドのときは1メートルほどのスキーケースに入れてました。軸がばらせる2013モデルは普通のリュックに入ります。分割すると板とネジ2本。バンダナに巻いてキャンバスのトートバッグに包んでリュックに入れます。

カメラステージはリュックのサイドポケットに入ります。カメラはレンズとボディをいちおう分解してカメラバッグごとリュックにいれます。すると両手が空きます。これまでよりも持ち物が減ってなんだか心許ない。

ネジの固定はノブスターを付けるか最後まで悩みました。M12用のを計4つ付けても構わないといえば構わんのです。ただ、空気抵抗がふえるなら薄スパナを持ち歩いた方が楽だろうということで今の形になっています。

水平面の軸はネジだけです。樹脂の穴で受けているので振動がでなければこのくらいで十分です。走るならベアリングを入れた方がよいのでしょうけれど、ベアリングを入れて精度を出すための手間と工程を思うと、グライドカム2000を買った方がきっと安くなるでしょう。