人間の首に合わせてカメラを「揺らす」

カメラ安定装置 イメージスケッチ
カメラ安定装置 イメージスケッチ

 【手持ちカメラのブレ】
カメラ安定装置の肝は二つ。
ひとつは画面を安定させること。

もうひとつは意外かも知れないが「揺れる」こと。

揺らしていいの?とお思いだろう。

実は人間、普段から揺れているのだ。風邪を引いて熱を出したときを思い出してください。フラフラして歩けませんね?これは、揺れているから。普段健康なときは脳みそがその揺れを制御しているのです。

【揺れても大丈夫】
先日作ったいい加減な試作装置で撮った映像を見返してみました。

これが結構普通に見られるんです。人間の動作であり得ない、安定装置に起因する縦の「微振動」は気になるけれど、横の揺れや画面の「ロール」は我慢できるんです。

自分の取った映像以外にも、「マンフロット」のカメラスタビライザーで撮った作例を見ていて分かりました。縦揺れだけ消えれば、マンフロットで十分。

【ダミーヘッド】
昔ラジオドラマの録音でよくダミーヘッドというものを使っていました。精巧に作ったマネキンの耳にマイクを仕込んで録音する装置です。

実はカメラ安定装置、防振装置とも言いますが、カメラが人間の目を置き換えているなら、安定装置は首から頭を模しているのではないでしょうか。

以下、ちょっと見づらいスケッチですが首の稼働範囲を考慮に入れて、軸を斜めにしてみました。人間の首は顎を引いて横に動かしていることが多く、機械的に正確な上下水平を動かしていると思わないんです。

ステディカムマーリン
おそらく、マーリンでも同様の効果を狙ってジンバルコアの軸を斜めに付けているのだと思う。この辺は理論値で、実測値ではないので実験が必要。実装するのはそんなに難しくない。

【動画とリンク】
YouTube – Manfrotto マルチカメラスタビライザー + 縦揺れ防止 テスト(仮)
マンフロットの撮影事例。
この絵ですとカメラのフレームレートと縦揺れだけが気になります。

グリップにスプリングを仕込むか、アームにヒモを張ってしまいましょうか。
もしかするとヤジロベイの腕振動が原因かもしれませんね。
先日つくった自分の作例はアームの貧弱さが上下振動の原因でした。

【材料と部品】
案外竹でいけるような。そればっかりだな。
えっと、この辺は共有した方がよいと思うので調べただけでまとまっていない部材についても公開します。

基本材木。時々アルミと樹脂。

【道具】
まずは道具から。
ドラムサンダー
穴を開けるホールソーの使い方と工夫について。実売800円程度。ベアリングを仕込む時に使えそう。

単に水道管の金具で止めてしまえば簡単ですけど、でも何かにたようなものがあったぞ。
ミニピローユニット – ベアリング・伝導機器>ベアリングユニット>エヌティーエヌ(NTN)>ピロー形ユニット(NTN)>B-BAP形 – 株式会社MonotaRO 現場を支えるネットストア
そう、ピロー付ユニット。これを使えば簡単。鋼板でボールを押さえています。調心軸受なので、片持ちで使うにはもうひとつ軸か受けが必要になるでしょう。軸受として、ボールが入っていませんが使えると思います。価格となりの小ささは魅力です。

NTN特殊合金株式会社:製品紹介
NTNベアリング、ピロー付ユニットの写真。菱形フランジの付いたモデルと、板に直接固定するタイプ。板をZ軸にし、垂直に立てるときに使えそうです。

★★TAMIYA SHOP
タミヤのラジコン用ベアリング。フランジ付。小型で、使いようによってはそのままいけるでしょう。見た目をよくするには既製品パーツは重要です。

ものつくり日記 » Blog Archive » ロボットコンテスト用部品
ロボットの関節用だそうです。以前考えていたのはこのタイプで、軸をX型に組んでしまえば簡単だな?と思っていました。いまおもうと、これだと動きすぎるような。

価格.com – 『こんなのを作ってみましたNo2』の画像1 三洋電機 Xacti DMX-CG9 のクチコミ掲示板
「入」の形をした固定型。重心を取って使えば十分なのでしょう。スノボ併走動画は格好良かった。

【操作方法】
今週のDAVICS2(5/6-5/12) – DAVICS2 映像つくるヒトのSNSポータルサイト
実はすごい情報の宝庫。

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