カメラジンバル用のフォークを作る

私の工作はだいたいにおいて前提を間違えます。今回も、スタビライザーの上にどんなカメラジンバルを作るか考えていました。カメラジンバルというのは、カメラの重心に軸を配置して自由に上下左右に振る装置です。鳥屋さんが使うのはフリーストップできるごつい雲台タイプです。

これを究極まで軽量化して、手持ちのステディカムの上に載せます。当然フリーストップです。いろいろ考えた結果、片持ちはだめと昨日きまりました。両持ちにします。

次は素材の吟味です。

アルミでは柔らかすぎます。もしアルミで十分な強度を得るには幅3センチ、2ミリ厚のアルマイトの板が必要です。アルマイトは曲げると表面がシワになるので今回は使いません。

カメラが500グラムほどあるので、強度の面から鉄を使います。材料が決まったのでホームセンターに。都合のよい鉄板は売っていませんから建築用金物を使います。幅の細い短冊状の金物を二本、予備でもう一本で三本。

足りないネジをいくつか買いそろえます。ちょうどカメラを載せられそうな大きさの端材を二枚見繕って、これで材料が揃いました。計算したら1000円くらいです。ケガキまで済ませたかったのですが今日は時間切れです。

使うカメラは1つなので、カメラの幅は決まっています。そこからカメラを載せる板の幅が決まり、フォークのフトコロの長さも決まります。ここは単純に三等分して曲げて作り、余分な耳を落とすことにします。