良い本を触っただけで見分ける方法

夏の終わりが近づいてきました。空気が冷たいと本屋に行きます。今日は海風で霧がでてました。道路は夜でも熱を保つので、闇夜の中でも逃げ水現象が起きることを知りました。

ようやくたどり着いた本屋では先日のセールの効果で棚の中身が入れ替わっていました。その中から造本の良い物を2冊見つけてきました。

1冊は講談社。もう1冊は時事通信社の1971年のエベレスト登山隊のドキュメンタリーです。まだ読んでませんが、当時の国際隊が才能の集まった精鋭部隊ではなく、寄せ集めであったこと。当時の装備、登山にかかるコストが段違いであったことを医師の視点で書かれてます。登山に事故と病気が付きもの。

『エベレストを越えて』植村直己 | 石川直樹 For Everest

小説はあまり読まずドキュメンタリーばかりです。

1996年に出版点数が最大になりました。そのとき、出さなくても良い本を出したのではないかと考えています。今でこそ衰えましたけれど必要のない本が発刊される傾向はそのまま続き今に至ります。

どんな本が必要ないのか。

持った瞬間ダメな本ですね。

デザインはDTPが発達したので差がでません。デジタルは判断基準にはなりません。どこに違いが出るかというとアナログな部分です。特に紙の選び方は難しくダメな出版元の本はしくじります。名前は書きませんが、なるほどここは分ってないぞというレーベルを見ると、ついうれしくなります。

電子書籍に移行することで失われる読書体験の中身が少し判明 – GIGAZINE