エボラは羽田

エボラ出血熱の疑いの患者が出たことで東京のメディアが騒いでいます。在京メディアは自分の家に近いニュースは大々的に報じさも日本中がそのことで頭がいっぱいだと考えてしまいます。患者がでたのが成田なら騒ぎ方はもうすこし小さかったでしょう。検疫所も入院する成田赤十字病院もちょいと遠いので取材にいくのが面倒なのです。

渋谷ちいさいイベントのニュースは報じるけれど鉾田町の話をしない。それが在京メディアです。べつに鉾田じゃなくてもいいけど。

週末に間違ってテレビを見ると、演出が過剰で誰向けなのか悩んでしまいます。教育局の番組はいつまで経っても教育局のニオイがします。

番組のテーマががよいのにカメラが下手でぐらついてピントが合わない映像を流す意味がまったくわからないのですが、そういう映像の番組が確実にふえています。カメラが軽くなったことが敗因です。昔のシネカメラのように三人がかりで撮影していた頃はあんなに揺れません。なぜダム建設の紹介映像では歩きながら撮影すのか。メキシコ文明の発掘映像で移動映像を作る理由がどこにあるのか。発掘された遺物は置きピンでとれば見やすいのに。見やすさという点はだれも評価しないのでしょうか。ちゃんと仕事をしない子のボーナスはカットすべきです。なにが良くてなにが悪いのか判断できる人材がきっとテレビの中の人にはいないのです。たぶんみんな引退。

カメラがかんたんになった結果誰でも使えるから使って良いだろうと思うのはおごりではないでしょうか。やるならちゃんとしよう。