映画の見方が急に変りました。ふるいテレビドラマを見たらいまと作り方がぜんぜんちがうのです。とてもわかりやすい。
いまのドラマは今ひとつ分りにくい。演出がない。番宣をみるとかならず怒鳴ってる。怒鳴るが芝居だと思う人向けに作られたドラマです。まじまじと鑑賞すると、日本映画の技術が伝承されていないことがわかります。勝手に新世代が見よう見まねで作ったらこんな感じになっただけのこと。勝手に自滅したものを日本映画と呼ぶのは失礼なことです。あれはテレビ映画を劇場にかけたと思うことにしたいのですが、いや、もうすこしテレビドラマはまともでしたよ。
わたしはもう、怒鳴り合いの映画は卒業しました。正直卒業するまえに入学すらしておりませんけれども。野球映画は好きなのですがあれは観ません。観たい映画の話より観たくない映画の話がしたいところですが、悪口にしかなりませんので次に観たい映画の話をしようとおもいます。
野球映画王
なぜかいま。1970年以前松竹映画がとても気になります。ダイハードとターミネーターとコマンドーと007があると幸せな気分になるので、アクションが地味な日本映画はずっと避けて来ました。さすがにこっちも歳をとって2010年代のハリウッドの新作もCGクサイので食指がうごかなくなり、つぎに観る映画を模索しております。
フランス?インド?韓流?かと問われれば007の新作以外は観たくないのです。日活アクションもぜんぜん引っかかっていませんし、いまみるとリズムがちがうので観られるかどうか自信もなく、私よりすこしうえの世代が熱中した怪獣映画もそれほど思い入れもなし。東映?東宝?
同世代が何を観ているのかわからないので、楽天市場-40代-男性が購入しているものランキングをみてみましょう。
たまたま見た瞬間に一位だったのがエヴァのボックス。あの1度観ればもういいシト再生がセットに。40代はまたみるんですかあれ。
いま私が悩んでいるのは名作「二十四の瞳」を観るかどうか。これを観てしまうとちゃんとした大人になったみたいでなんだか恥ずかしいのです。たぶんあと五年は観ないぞ。
テレビドラマも「北の国から」も本放送時はこっちが若すぎて観る気にならず。「寅さん」はこないだちょっと観たら面白くなってました。観る側の変化です。向こう側はむかしから変ってない。ヒューマンドラマがなんとか見られるようになっては来ましたけれど、好きこのんで観るかどうかは別の問題です。人情ものは面倒くさいので、日本テレビ系の「探偵物語」の系統にあるアクションコメディなら観ようかなと。「北の国から」はみたら面白いのかもしれませんが、アクションとコメディじゃないのでちょっとね。
『蠢動-しゅんどう-』予告編 – YouTube
これは見そびれました。
いまの自分の歳と気分に合う映画はどこにあるのか探しています。