交差点でのスピンと歩道橋と柱の破損についての考察

今日は珍しく助手席に座っていたので、ポケットに入れておいたカメラで写真を撮ってみました。一ヶ月ほど前から手すりがぶっ壊れてました。写真でみて初めて奥の柱にクルマが空中でぶつかったことが分りました。

国道です。対面4車線。常磐線の跨線橋を降りた直後の交差点です。橋脚のアップダウンはおよそ15メートル。橋は400メートルで交差点まで下りが100メートルほどしかありません。自転車で下るとずっとブレーキが必要です。スキー場なら中級者コースに相当します。

事故で手すりが破損 奥の柱に車体のあたった凹み
事故で手すりが破損 奥の柱に車体のあたった凹み

仮にこの手すりを壊した自動車の速度を100キロ毎時とします。もちろん法定速度違反です。時速100キロならば秒速27メートル。橋の最高点を超えて下り始めて3秒で交差点に進入。4秒後にはジャンプしています。

現在街中を走っている乗用車のほとんどはフロントエンジンフロント駆動です。エンジンと動輪が前にあるため前輪の荷重を大きく設定しています。下り坂では前輪荷重がさらに大きくなり、リアのグリップが抜けてます。いわゆるお尻が流れる状態になりがちです。下りでブレーキを踏むと車体は前に行きたがりタイヤはその場にとどまるチカラが働きますから後輪への荷重はなおさら小さくなってしまいます。そのため、時速100キロとは言わずもっと低い速度で容易にスピンします。

場所も悪いのです。常磐線とともに川を越える橋で、冬ですから路面が凍っていたことも考えられます。雨も雪も降らないのに霜が凍って路面がブラックアイスバーンになっていてもおかしくありません。そんなことはお構いなしに皆さんかっ飛ばす場所です。年中なにかと何かがぶつかっています。

歩道橋の手すりに比べて柱の凹みがちいさいところを見ますと、スピンしてひっくり返ったのかも。

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