読書感想文を本を読まずに書く方法

読書感想文は本を読んで書いた方が早い。

しかし、読みたくない諸君のために、読まずに書く方法を教えて進ぜよう。コピペでもすれば良かろう。

まず、どうして本を読んだ方が早いのか。近年課題図書がすくない。自由である。だから好きな本が読める。

課題図書 – 2015年 青少年読書感想文全国コンクール | Amazon.co.jp

渡辺佑基Online

これにしなさい。

岩波書店ジュニア新書もお勧めだ。大人でも読むよ。内容が整理されているので、大人が読んでも読みやすい。

アニメ! リアルvs.ドリーム (岩波ジュニア新書)
アニメ制作会社マッドハウスの人が書いた本。

青春ロボコン―「理数系の甲子園」を映画にする (岩波ジュニア新書)
映画「ロボコン」の制作話。

中学生の満州敗戦日記 (岩波ジュニア新書)
満蒙開拓青少年義勇軍 – Wikipedia
満州開拓にかり出されると、ろくなことはないわけです。国家こわい。

アイドルチャンネル

満州楽土に消ゆ―憲兵になった少年
ソ連参戦で政府の高官と軍属の家族を優先して逃がした話は本当だったのね。

戦争のなかの京都 (岩波ジュニア新書)
戦時中供出という制度があって、鍋釜鉄を軍事用に出さねばなりません。

鉄砲の弾にするからお寺の鐘を出せと。だからいま現存するお寺の鐘って、昭和30年以降のものが多い。理由は戦争で取られたから。いちおうハーグ条約かなにかで鉛が剥き出しの弾頭は体に良くないから銅の皮膜を付けましょうということで、銅は必要だったのです。

ほかにも、馬、犬。かわいそうな象さんは死んだ後、皮を利用すべく陸軍被服廠に贈られたとか何とか。

ダイヤモンドなんてものも取られたらしい。日銀ダイヤといって、エム資金と共に詐欺のネタにされました。
「M資金」と「日銀秘匿ダイヤ」=米国債13兆円で思い出した国会議事録こぼれ話 : 本石町日記
日銀ダイヤ作戦 (角川文庫 緑 362-38)

ああ、そうだ本を読まずに読書感想文を書く方法でしたね。

ないなあ、そんな都合の良い方法。だいたい一冊読んだら、よっぽど変な本でもない限り感想は生まれるはずです。それを書けば原稿用紙四五枚はすらすらと書けるでしょう。書けないのであれば、そのときは自分の感受性を疑うか本との相性を見つめ直すとよろしい。