ターキーローズ

戦争映画が観てられない

日本で戦争映画は作らない方が良い。カッターナイフで鉛筆も削れなそうな俳優に小銃を持たせても絵になりません。

役者も監督もシナリオも戦争を見て無いのだから作れる訳がない。

ゴジラは災害であり戦渦でです。戦争を見た人がゴジラを作ると怖いものができあがります。でもゴジラを見た人がゴジラを作るときっとゴジラの焼き直しになって、イモでもパンでも二度焼くとおいしくなくなります。

いまはもう本物の戦争を見て無い世代ですから、戦争映画はもう作らなくてもいいとおもうのです。エヴァあたりは微妙です。警察組織を描くのは今後も作れるでしょう。軍隊は無理じゃないか。

これからは女子高生だ

ではどんなテーマでいかなる映画をを作ればよいのか。シリアの三つどもえの中の人は戦争が終わったらきっと戦争映画を作るでしょう。いま戦争している彼らが絶対につくれないものはなんだろうと考えると、女子高生の日常のアニメではないかと思い当たりました。

たとえば「けいおん」

まず、イスラムの戒律で派閥にもよりますが「マララさん」の例を挙げるまでもなく女子教育に理解がありません。

アニメーションをつくる技術がありません。

戦争の反対は日常です。

シリアの戦争を止めるには

顔を隠すでもなく、教育を受け、海軍の軍服で剥き出しの足を晒して教育を受ける若い女が主人公。戦争とは全く無縁の世界の物語です。

シリアでドンパチをやってる連中にとって理解出来ないはず。女子高生の部活や生徒会、放課後のファミレスのアルバイトの話がドラマになります。日本では敵に向って団結する戦争よりも目の前の人間関係のほうが重要で、明日爆弾が振ってくるかもしれない地域に住んでいる人や戦闘員からするとまったく理解出来ない世界の話でしょう。「ガルパン」を彼らがどう見るのか一度聞いてみたいものです。

戦争の反対は日々の暮らし

昭和50年代くらいまでは戦争をテーマにした映画小説ドラマが沢山ありましたが、半端なものをつくると本当の戦争をしてきた人に怒られるのである程度ちゃんと作らないといけません。いまはもう戦中派はテレビも映画も見ていないので、戦争なり戦闘をテーマにして映画をつくっても歯ごたえがありません。影響は70年たってようやく忘れるくらいですから、一度経験した人が死ぬまでダメ。

もう全部学園ものでいいじゃない。3年B組荒巻先生(攻殻機動隊スクール)とか。

バトー、映画つくるわよ。

トルコ側から強烈な電波で声優のラジオとか流せば戦争のやる気を削ぐのではないか。そんな空想をしています。

ただいきなりはむりですので、マクロスFから。

手名付けるというと失礼ですが、宗教色が薄くて戦争後の癒しになるようなドラマというと、ガッチャマン当たりでしょうか。メンバーに女がいるとダメか。

キャプテン翼、ドラゴンボール、スラムダンク、ちびまるこちゃん、名探偵コナンはアラビア語版があるそうです。コナン行けるのか。戦争中に人が死ぬことが日常化すると人死にでドラマを作るのに慣れてしまいます。たしかに子供の時に見た暗い時代劇はヤケに人が斬られてました。