パナソニックの空気清浄機のフィルターを一部自作

パナソニックの空気清浄機が、なんだか不調。ニオイのランプがよく付くようになりました。活性炭フィルターが寿命かもしれないので外装をとってフィルターをチェック。

活性炭は格子にとうがらしの種くらいの粒炭がついています。これは風呂の水に一昼夜浸けて汚れを取り除きます。目の粗い化繊の袋に粒の炭をまぶした格子が収めてあります。いよいよとなったら袋をあけて、活性炭を追加するつもり。

活性炭フィルターはなんとかなったので、紙製フィルターを点検します。どうみても寿命。30×50×5センチの直方体の紙のかたまり(正確には436×265×51mm)いちばん外枠は黒いクラフト紙。吸気の第1層は網目の布。第2層が化繊スポンジのフィルター。第3層に5センチ幅で何度も折りたたまれた不織繊維のフィルター。山折り谷折りを何度も繰り返してあります。

パナソニックのナノイーがついた空気清浄機は、第4層は活性炭フィルター。紙枠フィルターより奥に収めて使います。

問題は軽い方の紙枠でできたフィルターに見つけました。表面を叩くとホコリがでるんです。1枚目ではなく第2階層のスポンジからホコリが。紙なので分解することにしました。

ためらうことなくテープをはがしていきます。

いちばん外側の網と黒い枠を分離するとき、接着につかってある両面テープの強度が強くて黒い紙の枠を傷めてしまいます。それはそれ。後ほど糊で貼りましょう。

いちばん汚れが激しい2層目の荒いスポンジを取り出します。何のことはないただの黒いスポンジで、目は粗く厚さは6ミリほど。

叩いてもホコリばかりでるのでスポンジの再利用は諦めます。その下の5センチ幅に折り重なった白い布は中にホコリはありますが、良く観ると和紙かなにかで水に弱そう。汚れを取ることはできません。花粉がびっちり入っていそうですが、それでも見た目は白いのでまだ使うことにします。

再利用出来ない第2層の黒いスポンジのみ交換しましょう。ホームセンターで手に入る換気扇用の油取りフィルターにそっくり。100円ショップにあるかもしれない。

買いに出かける前に、これとそっくりなフィルターがあることを思い出しました。長く金魚を飼っていたので浄化装置に使うフィルターがあるんです。厚さも質感もそっくり。もしかすると、このフィルター自体が換気扇フィルターの端っこかもしれません。代々DIY精神を引き継いでいるので、先代もなにかやらかしています。

換気扇のフィルターにもみえる水槽のフィルターは、20センチ幅で3層になっています。各層を剥がして並べれば空気清浄機のフィルターと同じ面積をカバーできるので、黒フィルターに変りまして金魚フィルターをのせて上に網を載せました。そのうえから第1層の網を貼り付けフチを谷折りし黒い外枠にテープで適当に固定しました。

フィルターを解体して一部差し替える
フィルターを解体して一部差し替える

フィルターを元の形直して本体に収まるようにします。

ペーパークラフトなので要所をセロテープで補強し、破れは糊で貼って元の形になおしまして、水洗いした活性炭フィルターとともに空気清浄機に収めます。

すると、当然ですが元どおり。活性炭が復活しずっと消えなかったニオイランプが消えるようになりました。よかった。