熊本県益城町震度7の大地震が発生しました
東日本の時は震度6弱でしたので、それよりも強い。海溝型の横揺れではなく、直下型断層の縦揺れで生きた心地がしなかったのではないでしょうか。心中お察しします。
まだ当日なので情報がありませんが、家屋の倒壊が報道されています。倒れたブロック塀や落ちてきた瓦は行政が処理場を作るのが常です。水戸市、ひたちなか市、大洗町ともひと月あとでしたか処分場をつくりました。大洗は津波の水没で家財道具が濡れたので、燃やすまで海沿いに放置していましたが、最終的にはなくなりました。
阪神大震災のときは家屋の倒壊は油圧ジャッキであげよと言われましたが、真夜中に素人が倒れた家のどこかを持ち上げることは不可能です。幸か不幸か局地的な震度でしたから、急を要しないのであれば、家の片付けやブロック塀の破片の片付けはしばらく放置しましょう。
それよりも身の安全の確保が必要です。家のなくなるストレスは、幸い私は経験せずに住みましたが相当な堪えると思います。
報道姿勢
KKTくまもと県民テレビのベテランアナウンサーの落ち着いた報道が優れています。
九州朝日放送でしょうか。カメラマンは慌てふためき撮るべきものが定まりません。
インタビューに電話で堪える人はハウリングが起きるので家のテレビの音は絞りましょう。
アナウンサーと報道フロアが一緒にあるのは、意味のあることなのでしょうか。背景音が入ってアナウンスが聞きにくくなりますから分離した方がよいのでは。指向性マイクの先に報道フロアのテレビがあると、そこに集るスタッフの喧噪を拾ってしまうので聞きにくくなります。
九州熊本の人がいかに地震になれていないのかよく分かりました。中堅の女性アナウンサーは外のレポートでもしっかりしていました。九州女は芯が強い。
それにひきかえ東京の報道がひどい。4月に切り替わったキャスター連中は4ch、6chともひどいものです。
インフラ
東日本大震災の時震源から多少離れた茨城の都市ガスは2日間ガス屋さんの不眠不休の活躍でふっきゅうしました。水道は初日だめでした。
高台にある隣の市は長い期間水道が痛んで2週間ほど給水車が必要でした。トイレの水は井戸水を使ってました。
情報はラジオが有用です。NHKも報道してくれますが最後は地元局が細かい給水所を教えてくれました。
公園の地下に貯水施設があります。物流は必ず復旧します。家の片付けはボランティアに頼っても良いと思います。
注意事項
ガラの悪いリサイクル業者が暗躍するかもしれません。買取や有料の家財処分は断りましょう。
家具の凹みやキズ隠しは、よいパテがあります。
ハウスボックス イージーリペアキット ライト
石膏ボードに砂を吹き付けたような壁を持つ家は隙間ができるかもしれません。その部分は
こんなコーキングガンに数百円のコーキング剤をセットして埋めてしまいます。壁の色に合わせるのが理想ですが、アイボリーや透明ですと汎用性が高く、いろいろな場所で使えます。壁土が落ちたときは塗り直すのは大変ですから化粧べニアで塞ぎましょう。
とりあえず余震が収まって気分が落ち着くまでは、最小限の補修で無理をしないことが肝心です。