湿地帯とレンタルボックスの関係

友人が助手席でぼそっと「レンタルボックスが増えた」と言った。

たしかにレンタルボックスが増えています。近い順に、国道沿いの空き駐車場にレンタル用のコンテナ。旅館の横に自作っぽいコンテナ。タンブラー鍵で、防禦が心配。ついで自動車販売店が撤退した空き地に輸送用コンテナ。その手前の質屋の向い側にも数ヶ月前にコンテナができました。

ざっと思い出しただけで、1キロほどの場所に五箇所ほど。

わたしが小学生のころは住宅が建ち並んでいた住宅街もぼろぼろと鱗がおちるように穴があいています。代替りして次の世代が家を建てるなら穴は埋まりますが、埋まるより先に古い家が壊され、そして空き地になります。空き地はそのまま駐車場にしても借り手がなくてアパートにするほど需要はなくて、おちつくさきがレンタルハウスらしい。

景気がよくなったときにわりあいすぐ撤去できること、設備投資が不要。土地を遊ばせているような上の世代は税金分くらい稼げればという消極的理由でボックスを選択。

はたしてどのくらい需要があるのか。

人が住んでいないので、あんまり地元の人が使うとも思えません。地元じゃない人がわざわざ車でやってきて使っているのでしょうか?

一軒家ならわりとそのへんにモノを保管できますが、アパートの人が辛くて使っているのかもしれません。リビングに置くと壁一面が埋まるといわれる「ERボックスセット」など持っているなら、ふだんは邪魔ですからどこかに仕舞いたくもなります。

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スタッドレスタイヤとサーフボードを普段見たくないと思うなら、レンタルボックスを月五千円くらいで借て、タイヤとボードを押込むとリビングが広くつかえます。

地震で家がゆがんで直して人を入れるよりもレンタルボックスにしたのでしょう。江戸時代まで低湿地でしたから、家の傷み方がほかよりもひどく、結果レンタルボックスだらけになりました。

ほんらいは住宅街でしたから、現状維持では順当に人が減ってしまいます。マンションも地盤が悪くて造りにくく、駅からまあまあ近くて住みやすいはずの場所なのに発達が鈍っているのはきっと水っぽい土地のせい。

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