「マジックテープ」はクラレの商標

連休はあんまり関係なくて、お裁縫をする予定。

キャンパス生地とアルミ板とを組み合わせます。アルミ板を持って手芸用品店に行ってこのくらいの生地を下さいとお願い。丈に合わせて切ってくれます。

家に帰りどういう布の取り方が正しいか考えて、仮縫いをしつつ切ったりぬったりを繰返し、形としては半分まで到達。

細かい部分を詰めていなかったので作業が停滞。指も痛くなったので今日はお終い。明日はドリルと、洋服なので首回りの加工を決めます。いくところにいけばロックミシンがあるけれど、なぜそんなものが必要になったのだとか、作っているモノはなんだと詮索されるので近づきません。

そんな面倒な説明をするくらいなら手縫いですよ。

マジックテープも縫い付けました。「マジックテープ」はクラレの商標です。クラレ以外のものは「面テープ」と呼びます。ふだんはマジックテープって言うけど。

クラレは倉敷レーヨンですから、岡山の会社です。

レはレーヨンのレ

人絹のこと。ナイロンとかレーヨンとか繊維のことです。
東レは東京レーヨン。カネボウは、ボウが紡績のボウ。カネは鐘淵のことで、江東区。高速バスで水戸から隅田川を越えるカーブの直後左手に看板があった。いまはカネボウが意気消沈しているのと、私が高速バスはいつも途中でTXに乗り換えて隅田川をみていなので確認できず。

カネカは鐘淵化学。近代化で明治後半から大正昭和にかけて隅田川のあのへんが巨大工業地区でした。「浅草」が発達したのはそのへん。

当時のことですから軽工業が主体で、紡績のボウとかレーヨンのレがついている会社はだいたい大正前後の勢いで立ち上がり、さすがに業態転換しているので繊維以外の仕事もしつつ、若い世代にとってはレーヨンなど分りませんから社名に繊維の痕跡を残しています。

思い出せる限り書くと日清紡とか。クレハとか。クレハももとは紡績、ついで化学の会社です。クレハ – Wikipedia
いわきに工場があるから、だからよく常磐線でラップの材料を積んだタンクを見かけるんだ。