姑式鉄砲考証

微妙な違和感を感じます。

ふつうに生きていると何とも思わないことも、気になるとその考えにとらわれてしまいます。

大判の画像を眺めながらそこはかとない不自然さを感じました。

そうは言ってもわたくしはマンガ原稿をチェックする校閲を志したこともございませんし、絵に大してなにか発言するほどの審美眼もなく、それでもなんだか変に思うのです。心のざわめきと申しましょうか。失礼を承知でざわざわの原因を検証してみました。

飛び道具なので遠くから狙われてると仮定します。

(1)は、引き金の用心鉄の位置。コルトの自動式を水平に構えたときに用心鉄(トリガーガード)も水平となりますか、遠距離から見ているならば指の前にトリガーガードが被りません、「銃を上から見ている」としましょう。

仮に、銃を上から見ているならば(2)の照星(フロントサイト)だけが見えていることが理にかないません。照門が見えないならば、カメラは銃口より下の高さから仰ぎ見ていることになります。

はて一体どの高さにカメラを置いてどのくらいの距離で撮影したことにしているのかが分らなくなりました。

心の清い「花とゆめ」読者におかれましては気になさらないことも、妙に気になる。

資料写真を作るときに銃だけ撮影して手を書き足しているのでしょうか。もし、アシスタントに構えさせて写真をとったら、きっと握っている右の親指の位置もうすこし下がるはずです。このままですと親指の位置が高すぎて、スライドが下がりません。果たして手が大きいとああなるのでしょうか。

追記 あんまり気になったので、家にあるオモチャで確かめました。自分で手で持ってスケッチするとあんなかんじにみえます。つまり、手で払えるくらい至近距離で銃を向けられたならば、構図は正しい

(3)で絵の資料がエアソフトガンだと分ります。銃口の中に真鍮色のインナーバレルが見えます。こういう構造になるのは、たとえばマルイのコルトガバメントを正面からみるとこうなります。

もしかすると、ものすごく近い距離から狙われてるのかもしれません。そのときはこういう風に見えるのかもしれない。インナーバレルに見える真鍮色のリングも絵の整合性を優先して書いたなにかの演出か。.22LRのコンバージョンバレルを備えた小口径モデルなら、あの銃口の太さになるのかもしれませんね。

コルト ガバメント & 380ガバメント(タナカ)・・・か~くん Toy Gun Museum

マンガの中身も「さばげぶっ」「ステラ女学院高等科C3部」「青春×機関銃」ならこれが正解。

花とゆめですから、銃器考証はだれもやらなそう。昨日テレビで見た講談社はきっと修正してきます。知らないけど。銃器に専門の担当がいらっしゃる「さいとうたかおプロダクション」だったり、ウエブリーの中折れを描くのに専従の作画監督を置いた名探偵ホームズのときのテレコムみたいな手間はかけるほうがオカシイのでして。

銃器考証は、ガンマニアおじさんを捕まえて尋ねると必要のないことばかり数時間解説してきますのでおすすめできません。鏡の前で写真を撮ってトレスするほうが、指の位置に悩む手間がなくなってよろしいかと存じます。

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