今月のテレビはがちゃがちゃしているのでコタツで寝ながら音だけ聞いていると、だいたいエウレカセブン、およびエウレカセブンAOと、コードギアスの曲ばっかり。
映像を作る制作会社が同じなのか。安ディレクター兼カメラがハンディカムでお手軽に素人に密着。もしくは安く使えるタレントとお散歩したりバスに乗ったり海外に日本人を探しに行く番組。特定の下請けで作るから編集する人も同じなのだ。
もうひとつ、同じ曲ばかりかかる仮説としては、楽曲の使用料が安い可能性あり。コードギアスはソニーのオタク向け部門MusicRay'nです。エウレカはアニプレックス。安くはないなあ。テレビの楽曲使用料は、定額だったり従量制で番組全編同じ曲ではなく、後半になるとなんだかしらない(私が知らないだけの)曲にすり替わるので、ギアスもエウレカもお金はかかっているのでしょう。
曲を付ける担当が三十くらいか。吉木りさがロボットアニメ特集に出たときギアス押しだったから、観てた世代が編集室におるのでしょう。
ロードムービーのようなタレント随伴番組では、新ルパンやら特攻野郎Aチームを使うので年齢が高いの。わたしと同じ四十くらいが曲をつける編集室にいる。三十の若手と四十が両方いると考えよう。
テレビのBGMは、ガオガイガーが席巻した説もございます。田中公平先生の膨大な作品リストを拝見すると、きっと使ってるのでしょう。リストをみても、生憎私はエスパー魔美しかみてない。
田中先生がアニメ畑を掘り起こしていたころアニメと疎遠な「大人」でした。サクラ大戦はぜんぜん触れていなくて。じゃあ、「どうしてエウレカはわかるのかとコードギアスは知っているのだ」と問われれば、それは「大人になりすぎだ」と申し上げるよりほかございません。
大人も過ぎて、私はなぜか2007年ごろ急にアニメに帰ってきました。やったことといえばサンライズ作品の一気観。カーボーイビバップ、攻殻機動隊、ターンエー、ゲイナーを見直し。若手は長井龍雪すごい。しばらく観てましたけれど、いまはなんだか息切れ。ゼータとダブルゼータは別にいいかなあ、でもGガンダムは宿題。ウテナも観とかないと行けない気がしてきました。