下手の道具調べ

下手

ワタシのように、使わないのに道具だけ買ってしまう素人のことを、昔の人はことわざかなにかで上手い具合に揶揄していたような気がする。

下手の道具調べ – 手作り言葉辞典(ことわざ,慣用句,四字熟語,故事成語)
下手な人に限って使う道具にこだわりや文句をつけること。

ワタシだ。スキー、自転車と、目的もないのにドンドン道具ばかり増えたことがあります。

ココにカメラが加わりましたが幸いなことに経済力が追いつかないので安いカメラで我慢しております、この先どうなることか。

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反対の、弘法筆を選ばずの方は、料理。鍋も釜も包丁もこだわり無し。鉄で鋼材が割で入った文化包丁と普通にアルミ鍋を難の疑いもなく使っております。

金属や木工のDIYも道具にこだわり無し。何時買ったか覚えていないラジオペンチとかもらい物のラジオペンチとかクルマを更新したときに車載工具から降ろしてきたプライヤーとか、使い古しの万力とか、その殆どにおいてお下がりかもらい物でこざいます。最もつかう小刀に至っては、1度刃が抜けて把手をひっくりかえして差し込んで使っているというデタラメさ。コレも昔から家にあって、ボロボロだったものを保守したものです。

昭和30年から高度成長ぐらいの道具と相性が良くて、リサイクルショップのゴミか商品か分からない箱からドライバーを拾ってきて磨いてつかったりしてます。たぶんあの頃ってまだ樹脂より木の方が扱いやすい素材だったので、人の手で組立てた木の把手がついてて使いやすいんです。

「使うこと」が先にあると、道具に凝らずに済みます。お腹空いたから料理作ろうとか、あの木長いから切っておこうとか実務と必要が重なった場合ワタシは道具に凝りません。

では、どんなときに道具に凝るのでしょう。

実用がないとき。自転車とスキーは別に必然がありません。カメラは微妙に結果が問われるので、さきの2つと趣がかわります。行かなくても良い自転車とやる必要のないスキー。こちらは結構道具の数を増やしていたものです。スキーはやめてしまいました。自転車は、気に入った物を1つだけ残してつかっています。まあ、実際には同じフレームの変速機違いの自転車が2台あったりしますけど。病気みたいなもので直りがわるいんです。

あとは生活のなかで馴染んでいることについて、あまり道具に凝らないですね。お裁縫とか日常の一部。たぶんカメラは最近はじめたことで、日常化していませんから凝る可能性があります。大人になるとクルマが普段の足になるので、自転車の方が非日常になったと考えておきます。