【慣性の法則】
軽く作れば作るほど性能が良くなると思っていました。
製品版のデモ動画などをみると、装置もカメラも結構な重さに見えます。
海外ビデオでは使ってるカメラがデジタルテープ時代のハンドヘルドタイプ。
現在のSDカードを利用したデジタルビデオカメラより大振りなものが多い。
【上が重ければ全部重い】
カメラ本体の重量増加に伴い、カウンターウエイトの重量も増えます。
重くすれば慣性の法則が働いて風で揺れなくなるはず。
そもそも風で揺れるくらいでは軽すぎるのかもしれません。
【仮説と証明】
私も試しに手元のアルミ1号機をにウエイトを追加しました。
すると、動作が急になめらかに。
同時に問題も発生。
やっぱり把手と本体の取り付け方が緩くてガタが来ます。
アルミ板では役不足。ここは要改良。
あと、上部軸受けの取付方にも問題有り。
軸受けの上下にパイプを挟んでいますが強度が足りません。
把手側と同様パイプ上下に軸受けを挟んだ方法に切り替えましょう。
【重くしてみた】
ウエイトはアルミクランプを追加してみました。
ついでにスパナも付けちゃう。これで300グラムくらい?
本体側に軸受けを付けてアームに小型ツールを取り付けまして
この状態でバランスが取れています。
ここまで来ると今度はジンバルの位置がおかしいことに気がつきました。
そこでグリップの上下を入れ替えまして、ジンバルの中心位置を下げます。
【これが正解か!】
カメラ安定装置の中心位置をジンバルで摘めます。
カメラを振るとカメラとオモリが同時に移動します。
そのため今まで手で消していた振り子運動が解消され
全体として安定しました。
ただ、きっとこれ3キロくらいまでが腕の限界。
逆に考えると2キロくらいなら重くても平気だ。
以前にもどこかで書いているが私が欲しいのは安定した映像。
そのためにはお金は払わないが(笑)手段は選ばない。