カメラバッグに収納できるカメラ・スタビライザー

5回目のマイナーチェンジ
5回目のマイナーチェンジ

写真は「AL-02 A5」です。

4度目のマイナーチェンジでジンバル位置を上にあげしました。これでオモリを軽くできます。オモリが軽くなるとジンバルにかかる負荷が減り動作も軽くなります。

アームが長いままでテストした際はかなり良い動きになりました。

写真はカメラバッグに入れるためアームを小型化したモデルです。

【通常分解】
カメラを外します。ジンバルは水道管のキャップに差し込んであるだけなので引き抜きます。次ぎにクランプをゆるめアルミパイプのアームを引き抜きます。

アーム下の全ネジはパイプにネジ差しなのでこれも外します。するとA5サイズの小型のカメラバッグに収まります。

【普通はヒンジを使う】
通常、一般的な作例を見るかぎりヒンジを使って折りたたみを実現します。その方が全体のゆがみが少なく、開いたとき一瞬で撮影できる状態になります。
マンフロットのカメラスタビライザーはアームをヒンジで折りたためます。
ヒンジにすると開ききった目一杯の状態が固定できます。
これで畳む前の状態を間違いなく再現できるのです。

【アライメントがでにくい】
しかし私はあえて「抜き差し」で組み立てました。
「抜き差し」ですと組み立てる度に調整が必要です。
これも慣れてしまえば簡単です。万人向けではないけど。

重量調整装置をあえて付けておりませんが
右にずれたらアームとカメラ台座を左に捻って調整しています。

同様に前後の重量調整は下部の全ネジを利用します。
レンズが下がってるなと思ったら全ネジを後ろに下げます。
ただそれだけ。
分解用のネジも調整に使うのでパーツ点数が減ります。

この辺を工作していくとキリがありません。
今までの経験からこの辺でやめておきます。
アームを折りたたみパーツにしても二つ折りくらいなら良いですけど
マンフロット並みに三つ折りとか大変よ?
私ならこっちを縮めずカバンをデカくします。

【作っている人が雑なんだ】
左右は少しだけ大きめに作った台座に紙クリップを挟んで重しとします。
挟む位置の調整でバランスを取ります。
モニターは基本的見ません(笑)
だからこれで充分です。

ジンバル上部を短くカット
ジンバル上部を短くカット

ジンバル上部の写真。
ユニバーサルジョイントの上に来る部分です。この部分を短くすることで、アームを短くできます。

とりあえず今回のマイナーチェンジはここまで。

【もし重いカメラをのせるなら】
この構造では加重に耐えられないのでやりませんが、一眼レフやちょっと重めのカメラを乗せるなら、アームはもっと長く大きくするでしょう。カメラ台座の下のジンバル・グリップ取付部分の隙間はもっと狭くするでしょう。

上記掲載の作例は、乗せるカメラがコンパクトデジタルカメラほどに小さい場合のものです。カメラが軽いため全体の重量を稼ぐため下駄を履かせました。そのためにこんな構造になっています。パーツのレイアウトなどは完全に小型のSDカードを使うようなカメラ用なので重いものの場合は配置や構造に工夫が必要です。

小型カメラ用バッグ。
うちのはタムロンのカメラバッグ。
だいたい大きさはこのくらいです。カメラがちいさいので分解するとこのサイズに収まります。

アームの小型化は悩みどころです。