水に沈んだ飯富地区

浸水した水戸市飯富に行ってきました。友達が実家の様子を見たいというので便乗。

現場手前から茶色い粉じんか空を舞い、不吉な空気を醸し出しています。

茨大文系学部群から坂を下りると正面が常磐高速道路。二週間とつかわなかった新設の常磐高速水戸北スマートインターチェンジは水が引いて全貌がみえます。

坂の途中で左折するとホムセンそばの川が決壊。緊急に土嚢が積んでありました。その先、民家の土手が崩れて駐車場ごとトラクターが傾く。道端には昔の農機具、唐箕が並んでまして、ゆくゆくはゴミに捨てられてしまうのか。

民家を作るときに浸水を避けて高台に作るはずで、飯富(いいとみ)地区の集落も一段高い河岸段丘部分に並んでいます。低い部分が田んぼ。

高台の家はそれでも水は床上まで届いてしまって唐箕とともに濡れた畳がゴミ収集車の到着を待っていました。大きな農家が多く、片付けも早そうですが思った以上に空気が冷たくてこの先の片付け作業が心配になりました。

業務用カメラを担いだ東京放送ビデオカメラマンがやたらスマートで背が高くて、なるほどこれなら人の頭越しに撮影できるね、報道むきだねと思うけれど、彼はいつか、おばあさんの目の高さで撮ることはあるのでしょうか。