古本は古本屋へ

蔵書処分はじめました。

まずはダンボール箱で6つ。後悔しないように箱をガムテープで閉じました。あとで開けそうなので、週末のうちにどこかに送ってしまおうかと思いましたが、夕方には疲れ切ってお仕舞。

定期的に本は減らしてますが、今回の新たに取り入れた考え方は「本は複製品」です。私が持っていても所詮は複製品。だから市場に戻すべき。

暇を持て余していたころならネットで売りますけど、もうそんな気力もありません。一度読めばもう元は取ったので、これをまた時間をかけてお金に戻すことはとりあえずなし。

なくなってしまった枻出版の出した自転車カタログはちょっと惜しいけれど、見返さないでしょう。

仙台の萬葉堂書店で、戦史の棚に圧倒されました。あの棚にあった日本兵の手記とか、もう読まないと思うのでミリタリー全般も処分していいかも。

そんな気もないのに買い込んだ「小説の書き方」の本一式も処分へ。文章の書き方は、清水幾太郎の論文の書き方がしっくりきました。

事件のルポタージュも、まあもういいかなあ。

面白い本はあとで読むので、残しています。

本を読んで、好みが変わり読む目が肥えると、読めなくなる本がでてきます。つまらないというわけではなくて、好みが変わったのです。本は悪くない。

どんどん箱に詰めていきます。それでも本は減りません。

箱を開けて、点検したくなってきました。

むしろ手放す基準を変えて、処分数を増やす方にしないといけない。迷いましたが、小説のガイドブックや書評集は残します。詩と詩論系も残して、文学濃度を上げましょう。

役に立たないのは処分。面白くない本は処分。

カメラ写真関係をまるごと残すか、線引をするかで迷います。実用書なので、役に立つように見えるので判断を保留してます。

そう、迷うと本は減らない。