風の強い日曜日

日曜の朝なのに、仕事どうしようと思いながら目が覚めました。寒いし最悪。

今週は風呂で二回ほど寝そうになりました。蓋に顎を乗せているので、溺れることはありませんが、あまり褒められたことではありません。

仕事もいうほど忙しかったわけでもなく、水曜日は部屋の掃除でくたびれました。きっと寒暖の差が大きくて疲れたのです。

本日は友人にサウナに誘われました。誘いには乗らず。疲れていると服を脱ぐのも億劫で、日曜の公衆浴場でサウナなんて知らないオジサンのケツが並んでいるだけで気が滅入ります。美少年のケツならいいのかと言うとそういうものでもなく、美少女でもだめで、要は他人が居ると心の安らぎを得られないので、お誘いはありがたいのですが今日は家にいたい。

日中は布団を干して、そのスキに買い物へ。自転車で行こうと思いましたけれど、こうも寒いと人がでてこないのではないかと車にします。まずは洗剤を買いにホームセンター。買い物客は老夫婦くらいで、よほどのことがない限り、世間は外出しない日なのです。

いかんせん風が強い。

帰宅後布団を取り込んで、読書。

好きなアニメのシナリオライターのルーツを探ると、思いもしない人にたどり着きました。私は戦後の輸入物ハードボイルドが好きなのだといままで信じてきました。

自分が好きなものを精密に分類し検討すると、私の好きなもの、「ハードボイルド」のひと言では表現しきれないことに気が付きました。大正時代に活躍して夭折した作家を大変気に入って読んでいるのですが、その人の、へその曲がったやせ我慢がお気に入りで、これはどうもハードボイルドとは似て非なるもの。

私が好きなものは、おそらく江戸から戦前までの墨東地域のモダニズム文化なのではないか。具体的にどの作家なのかどんな作品なのか、映画なのかと尋ねられると答えきれませんが、へそ曲がりとユーモアとやせ我慢が好物であるとかいておきます。

以上が夕方の読書。

夜は、ふと大昔に習ったゼミの先生を思いだして取り寄せた、ゼミの先生の先生の本を読みました。先生のその先生の文体とうりふたつでした。