鍋蓋つまみの交換

30度程度なら涼しいはず。

おかしい、今日は湿気も気温も低いのに、体感気温が暑い。
夜の涼しさに慣れた体には昼の熱気が堪えます。

週末は出かけた先で鬼目ナットの加工。
焼けた鍋蓋から真鍮製の鬼目ナットを取り出します。

交換用鍋蓋つまみ。普通は、ネジごと交換しますが・・・

鍋のつまみだけ買って交換してもよいのですが、ちょっと特殊なナベなのでネジ穴があいていません。ステンレスの一体プレスで上にボルトだけ立っているモデル。

そこで、引き出し用のつまみを持っていきました。引き出しようのつまみも鍋蓋と同様に鬼目ナットが入っています。ただ、以前工作用に取ってしまったのでいまは8ミリほどのダボ穴がだけです。

焼けとけた鍋ブタから取り出した鬼目ナットと、引き出しのつまみはほぼぴったり。引き出しのそれは木製なので彫刻刀の細丸で穴を広げます。

鍋の真鍮製鬼目ナットは、鬼目というか埋め込みナットなので、星形の刻みが付いているだけです。つまみの穴と一致したところでペンチでつまんで押し込みます。あらかじめ少量の木工用ボンドを塗布します。熱のかかる場所なのでビニール系の接着材では持たないかもしれませんが、気休めで一応。

3ミリほど入ったら埋め込みナットをハンマーでたたき込みます。

フタに取り付けると、ネジ下端に補強用のリブがありそのリブとぶつかります。

フタを取り外し、つまみに埋めたナットを細丸棒でもう3ミリほどたたき込みました。この状態でフタに付けて完成。

通常の鍋蓋つまみですと、フタの側に穴が空いているので穴の直径だけ調べて行けば交換用つまみが買えます。ホームセンターやDIYショップで販売中。

今回は最初取り付け方が分からずネジがフタに依存して固定だったため埋め込みナットを再利用しました。一般的にネジのピッチはセンチで切ってありますが、ときどき海外製品ですとインチかも知れません。

購入するときは壊れた鍋蓋を持っていくのが理想です。今回のようにフタにネジが固着している圧力鍋やステンレス鍋の場合。取れたつまみを持っていかないと交換用つまみが買えません。ネジの直径、溝の刻みに種類があるのでネジがささらないことがあります。

メーカーから取り寄せるのが一番簡単です。