キーボードの「台」を作る

【工作】<要求条件>

今 使っております「キーボード」は、太ももの上に置いても使えるように本体自体がくさび形になっています。余計な意匠ですが対米輸出用には良くあるものです。テーブルに置いても手前が下がって打ちにくいことしきり。水平な状態に置き直す脚が付いているのですが、私の机は狭くて使えず、そして脚も貧弱でこころもとない。キーボードの下に丸めた紙を置いて角度を調整してましたが円い筒で動いてしまうので困っていました。

「水平に置けること、動かないこと」これが今回の最低条件です。

<製造開始>

材料は木の板と木片です。

3ミリ厚の合板を40×30(センチ)に切り出します。切り出した板の角の手前は自分で怪我をしないよう に面取りします。そのうえにくさび形に削った木片を4つ置いてキーボードを固定します。

くさびは二組計四つ。1×3(センチ)角の米松を斜めにノコギリで切り分けます。

一組はキーボードの向こう側においてずれないように。これは四角柱でも良いのですが、材木の都合、キーに当たる側を斜めにし、台形にしました。

もう一組はキーボードの下に置きます。4×4(センチ)ほどの杉角材10センチほどに切り出し、カッターで斜めに削ります。カンナが苦手なので万力固定とカッターを常用しています。削る角度はキーボードの下に置いて現物あわせで調整します。角度が出たところで真ん中で切断してふたつに分け、コバを簡単に面取りしてお仕舞い。

<固定方法>

くさび形の木片は両面テープで固定します。両面テープなら気に入るまで微調整が出来ます。テープで気に入った場所に置けたら、今度は板の上と、板の下にゴム製滑り止めシートを敷いてつかいます。滑り止めテープやフェルトを接着するときれいかもしれません。

<使った感想>

キーボードが使用中に斜めにならなくなり、常に体の正面で使えます。ちょっと押したくらいでは動きません。

これまでは流れゆくキーボードをずらさないように、体のどこかでバランスを取っていたため腰に負担がかかっていたようです。

キーボードを固定すると腰が楽になりました。