スタート地点が違う

【オランダモデル】
日本でも「オランダ型」のワークシェアリングをしようと言う報道でしたが、最後のオチは「いろんな生き方があって良いなぁ」という、それ、テレビ制作者側の愚痴(!)で締めくくられていました。

日本の男は生き方が3種類くらいしかありませんから、うらやましく見えるのでしょう。隣の芝かもしれませんが。

オランダの場合は、おそらく先の大戦で労働力が摩滅しています。日本の場合は戦地からの復員軍人や大陸からの引き上げ者が多く、実は労働力が余っていました。

そのときの労働法制を引き継いでいますので、労働者よりも雇用者のほうが有利になる仕組みが日本社会には残っています。

たとえば、雇用機会均等法も名ばかりです。求人広告には「女性の多い職場です」と、あからさまに性別の記載があります。違法ではありませんがぎりぎりですね。

総合職と一般職の問題も残っています。派遣労働の問題も、たどってくと第二次世界大戦後直後の労働者数とその後の国力の関係が絡んできますので、サキヨミの指摘するように明日から日本も「オランダモデル」採用とは行きません。

身近な組織ですと労働者団体の「連合」とか、雇用者の例の組織「経団連」様が許さないでしょうね。メリットがありませんから。

もし、高福祉に近い労働形態を取りたいならば、すでに今制度を取り入れている会社に入るしかないのでしょう。

子供を育てるとか、親の面倒を見ることが会社のためにならないと言うのならそんな会社はなくなっても良いように思います。個人が幸せになれないのに会社だけ儲かってもね。

【そっぽを向かれる】
たとえば労働法制が労働者に有利になったとして、すぐに切り替えられるものでしょうか。

大きな会社のほうが今までの年功序列型賃金を死守していますので、切り替えられないのではないでしょうか。

【2030年】第1部 働く場所はありますか(5)30代社員の憂鬱 「企業は老化する一方だ」 (1/3ページ) – MSN産経ニュース

男親だからという理由で職場内託児所の利用を拒否されました。男女雇用機会均等法… – Yahoo!知恵袋

サキヨミでの特集について オランダの雇用形態についての特集でした。 すごく理想… – Yahoo!知恵袋

サキヨミ – フジテレビ

ドイツの長身モデルが水着撮影、股下は134センチ | エンタテインメント | Reuters
「モデル」違い

オランダモデル―制度疲労なき成熟社会(AD)