オーバーサイズグリップ

長さは今までのまま、グリップの外側に水道管を付けてみました。
太めのマジックペンくらいだったものを、トイレロールの芯くらいにしました。
ビデオカメラスタビライザーの把手を太くしました。
把手が太いだけで制動しやすくなり、保持も楽です。
もともとユニバーサルジョイントの上が長く作ってあります。
緩く握ぎるのはもちろん、海外動画のパイロットがする広げた三本指と親指で
挟み込んで制御する方法がやりやすくなりました。太い方がいいみたい。
本来大型機用の操作方法なのですが、ムダにでかい自作機なので応用がききます。
狙ってないけどできたから狙って作ったことにする宣言。

機材を天地逆にして使うとカメラごと弓が落ちます。
うちのジンバルはそういう仕様です。
接着では保たないので、一回りおおきなパイプをかぶせて二本のピンをさしました。
ついでなのでグリップ側も太くしたらたまたま使いやすくなったよ。

改修
vp20の水道パイプを切って紙をまいて太くしたユニバーサルジョイント上側を挿入。
ユニバーサルジョイント上の軸はこんなに長くなくて平気ですが、使い慣れたサイズというものがあるのでこのまま使っています。太いと指をかけやすく片手操作が楽になりました。両手でもつかみ所が増えるの扱いも楽です。カメラと中間オモリ(前オモリ)を遠ざけることでヨー回転を抑え込んでいます。

よそさまの作例
小型の日本製カメラを載せる自作ステディカムの場合
装置の前後に当たる部分を広く取らねばなりません。
ここを広く取れる理屈が分かると、自作しやすくなります。

方法は二つ。
カメラを後ろに引き、カメラ自体を重りとして使う方法。
もう一つはカメラを最前線に配置して、後ろにオモリを積む方法。
とにかく、カメラを含む三点を最大に遠ざけねばなりません。
前に積んだ作例はこちら。
ふくろうモデル DIY Steadicam – YouTube
こちらの二作は前にカメラを設置した作例です。
前にカメラを置くことで画角の制約を受けずに撮影ができます。
カメラを前に突き出すのは相当にユニークです。
海外の作例ではまだこの手を見たことがありません。
この方法ですとロックオンがし易いのかヨーのズレがかなり少ないです。

カメラ前に置くメリット
後ろに引くと画面の中にアルミのパイプが入ってしまいます。
だから、カメラを最前線の切っ先に置くと映り込みがなくなります。

パイプの映り込み
あおぞらクラフトいち 2011 – YouTube
ワタシの失敗例です。
中盤の「電動ろくろ体験コーナー」でパイプが写り込んでしまいます。
楽しそうなのと、手前に人がいたのと、あと多分写ってもいいやと思って撮ったみたい。

次回作
そろそろリファインして09号機をつくろうかと考えています。
でも結構AL08がお気に入りなのと、材料のパイプを買ってないので検討中です。
映り込み対策と、外観、操作性、携帯性を持たせた上位版を作る予定でいます。
予定のままで終わるかもしれませんけど。