那須岳の雪崩と海水温

那須岳登山の5人、雪崩に巻き込まれる 茨城の男性が死亡 |下野新聞「SOON」
雪崩です。

降雨で表層の雪が緩んで落ちたようです。

無茶な登山計画だと避難するのは簡単ですが、ベテランがどうして判断を迷ったのか調べてみました。事故のあった平成21年4月2日(木)の天気図を以下で見てみます。

速報天気図 バックナンバー \ 気象庁 | 日々の天気図\那須岳の地図

すると、1日夜はそれほど荒れた天気ではありません。大陸の高気圧が1030で、低気圧が1002ヘクトパスカル。この低気圧が日本列島の上を抜けた途端、急に勢力を増します。翌朝2日の午前6時には994ヘクトパスカルに。

西高東低の冬型の気圧配置で、那須周辺は激しい北西の風が吹いていたと予想できます。那須の場合、南西には日光を背負っているのでそれほどではありませんが、北から北西にかけての風は他の山を通過しない風が直接当たるので、山の上だけ荒れることがあります。

2日の明け方にかけてはうち(茨城)でも結構な風でしたから、山の上では大変なことになっていたことでしょう。当日の朝に登り始めたのならどうかしてますが、前日から登っていたのなら、この時限爆弾のような低気圧は予想できなかったことでしょう。

ニュースソースを再度見ると、風がやんだ午後から登ってます。だから、もう大丈夫とおもって登って、前日の嵐の踏み荒らした跡を登坂中に雪崩が起きたのかもしれません。荒れた次の日だから登るのをやめようと判断ませんね。

気象庁 | 海水温・海流のデータ 日本近海 日別海面水温
海水温が10-15℃なので、低気圧が急に勢力を増したと考えられます。

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