地震の被害は想定外

だれも言わないけど、東海地震と首都直下の心配ばかりで気持ち悪い。

すこしは東北の心配もして。

東海地震並とはいわないけれど、あの1/3の研究費を東北地震の研究に使ってたら東北の被害も多少は違ったろうに。来るかもしれない東海地震より、しょっちゅう来てる東北の地震を心配すればよかったのに。うがった見方だけど新年度の予算獲得で3月になって騒いで居るように見える。
そういうときは地震は来ない。忘れたころに来る。

太平洋ベルト地帯でしたっけ。日本の四大工業地域があります。某省と研究者は産業の保護で利害が一致。だから東海地震には研究予算が付きやすい。まあ、それだって昔は地震に予算が付かなかったのですけれど。

東海地震は予測できるから研究してるんだっていってるけど、予測できるとは思わないなあ。基礎研究の人が怒られるのは筋違いだけれど、できるといって予測できなかった時地震学者は相当怒られると思う。だれが損な役を受け持つんだろう。

学者が簡単に予算が取れるほど、地震は来ないと思う。東京湾北部なんて来るわけがない。
来たらだってM6の直下で首都機能は停止だもの。環状八号線の内側は人が住めなくなると思うんだ。人を避難させるったってそんな場所はないし。

首都直下型地震がきたら困るから来ない

千葉沿岸部や東京の下町、川沿いは地盤が弱いからを考えると半月から1ヶ月は水がでない。実際こっちもそんな感じ。比較的地面を掘りやすい田舎でひと月ダメなんですから、地下の埋設管が傷んだらどうなるか分からない。共用菅なんか使ってたらどうなることやら。

電気は送電網を使えるから案外早いけどM6以上になったらわからないね。幸い竃(コンデンサー)が落ちてるのはみなかったけど、電柱は倒れてた。

建物も心配。うちの近くだと、大正時代まで水に浸かってた場所に建てた3階建ての鉄骨ビルはほぼ全滅。耐震構造なんて関係なくて、とにかく基礎やられちゃう。首都圏にある高層階のビルやマンションは、それなりに杭を打ってあるけれどそれだって基礎と関係なく建物の足回りは傷みました。液状化があるよ。

水戸駅南口で40メートル近く打ち込まないと堅い場所に届かないというから、首都圏の水辺も似たような状態でしょう。杭がとどいてても怪しい。建築基準法も地盤のことも知らないけれど、古い規格のビルや基礎にお金がかかってない低層階の建物は傷みますね。一年経ったいま、絶賛立て直し中です。

壊れた建物も、田舎は個人所有の一軒家が多いけれどマンションとか面倒くさそう。

考えるだけで揉め事だらけ。

首都直下のあと、那須の牛乳を埼玉の物流倉庫経由で多摩のスーパーに卸すとか、いろいろ考えます。納豆は何時スーパーに並ぶんだろう。道が壊れたら届けられないし。橋がどのくらい残るのかも分からない。コンビニのパンだって運べなくなる。

網の目状の物流は、ストックを減らす方向に作用してるので、ある程度の地震で環八の内側は物資不足になり、すぐに人が住めなくなるでしょう。水とガスがしばらく途絶となると、想像もしたくありません。真夏とか真冬に地震が来ないことを祈ります。

www.bousai.go.jp/syuto_higaisoutei/pdf/higai_gaiyou.pdf
内閣府防災情報のページ

JAMSTEC地球深部探査センター|研究航海|南海トラフ地震発生帯掘削

首都直下地震防災・減災特別プロジェクトにおける震度分布図の公表について:文部科学省