人的資源の枯渇について

ニュース解説 人的資源の枯渇について

ライブドアと呪文で居ついた11人のバカ女とヒューザーの事件について。
それぞれ共通しているのは、他人との関係の欠落ではないだろうか?

人的資源の減少

ソーシャルネットワーキング、SNSがもてはやされ、LOHASおばさんが大手を振って歩き、レオンを真に受けてちょいワル親父を気取る、その実ワルイのは頭の中身だけ、というオッサンが仕切るこの世の中。面白い事件が多い。

おもしろいが楽しくはない。こんなイケスカナイ日本なら、中国に占領されてもしょうがないなと思う今日この頃。みなさまいかがおすごしでしょうか。でも中国の占領下でマンションを作ったら、コンクリートの中から出てくるのは鉄筋ではなくてゴミだとおもう。弱った作業員が出てくるかもしれない。人柱の語源はこれであろう。

実際なってみなけりゃわからないが、自民党に流れる賄賂が中国共産党へ流れるだけだから、建設業界に関しては大して変化はないだろう。

社会の劣化

社会を構成するのは人である。人は多様である。多様な人が集まったものが社会である。

単一の人間がたくさん集まってもそれは社会ではなく、ただの集団である。いまの日本を見渡したとき、そこにあるのは社会ではなくてただの人の集まりである。人の集まりにあるのはなんとなくの仲良し感である。人と人がぶつかる軋轢がない代わりにドラマがない平板な社会がそこに広がる。

年寄りを無視してしまったからか、骨のアル年寄りが全部死んでしまったからか、そこに生きる人にン源臭さがない。核家族という新手の姥捨て山がある社会は、小言を言う年寄りを排除してしまう。

個人の多種多様をみとめず、年寄をとることすら認めないアンチエイジングな社会。本当にこれがあるべき姿だろうか?自分と違う存在をないがしろにするような社会は、隣の殿様からの難題は解決せずに攻め込まれ、潔癖LOHASおばさんが息子に殺されそうになってもデモリッションマンは出てこない平和でぼけた社会である。

心の師匠がいない

ジャッキーチェンの映画に出てくる白髪のおじいちゃんのように、いいかげんでも頼りになるだれかがいればいいとおもう。

いないから、誰かを頼るときにろくな奴がいない。世代としては団塊の連中が頼りになるはずだが、あいつらは自分のことで手一杯だから他人の面倒なんか見るつもりはない。結果、細木数子程度の話を真に受けてしまうのだろう。

ヒューザー、イーホームズの事件でも、途中で気が付くべき人が抜けていた。骨のある人物はあの仲良しグループにはおらず、外部の設計事務所が図面を見て発覚するというていたらく。業界標準でいえば、あのくらいが限界なのか。

オーシャンズ11

11人の女性と共同生活するおじさんが捕まった。占い事務所の助手であつめ、洗脳をかけたようだ。「もともと占いに興味がある女性」は判断能力が低い。意志の弱いところをうまく突いたのだろう。相談する相手がいなく、頼りになるのがあの占い師だけとは、なんとも悲しい。

ひとをたよるな、とは言わない。頼るんなら頼られるだけの可愛げがあってほしい。

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