リステル ウォータージャンプ

リステル ウォータージャンプ

リステル・ウォータージャンプで練習中の上村選手。その足元には紐が付いていました。リステル標準仕様の紐です。ただのビニールの紐ですが、大事な紐です。あの紐で靴と板を結びます。着水の衝撃で板がおちると回収不能になってしまうんですね。プールだからもぐってとれそうなものですが、なにせ飛び込みようですから水深が5m程度にはあるでしょう。海から海女さんを召集しないと取れません。

リステル 6番からの風景

ウォータージャンプ台のから猪苗代湖の風景がテレビで流れ、ひさしくあの景色を見ていないことを思い出しました。リステルのウォータージャンプはモーグル用に作られています。仕組みはいたって簡単。レジャープールにある滑り台とおなじです。ただ、大人用なのですべる部分は工事現場で見かける足場用の鉄パイプ。すべる部分は合板とややハードボイルド仕様。滑走面はプラスノーという樹脂のじゅうたんが敷いてあります。ここに水を噴霧して雪と同じ程度の滑走感を得ます。雪の上と条件が違うため、板にはワックスではなくて石鹸を塗ることになります。

みんなで飛ぼう リステル ウォータージャンプ

うれしいことに一般の人でもに使用できます。僕も飛んだことがあります。リステルの受付で「死んじゃったらおしまいだよ、な?」という同意書にサインをします。つぎにウエットスーツに着替え、ライフジャケットを着込み、ヘルメットをかぶります。ダチョウクラブの上島さんはいつもこんななんだ、大変だなあとしばし涙します。スキー板、靴は普段使っているものを使用できます。ただ、塩素でにおいが染み付くのと、板靴の加水分解を避けるため、一般には使い古しの靴、板の使用か、レンタル板をつかいます。

それではさっそく飛んでみましょう。斜面にせり出した台に向かいます。リフトはありませんから階段と梯子を伝って上にあがります。素材が足場ですから現場感が強く出ています。しかもヘルメット。滑走面に水をかけていますから、歩く足元もびしゃびしゃ。プールにおちた後はきにならないでしょう。初めての人は飛ぶ前に係りの人に「掟」を聞いてください。プールに人がいるので、滑りしに許可が必要です。台の番号で「4番OK」などと言われてはじめて滑り出します。

スキー場のエア台が怖くない?

最初の1回目はさすがに緊張します。5度目くらいから脳内からアドレナリンか何かが出て楽しくなります。滑り出すと途中で転んだり、止まったりする余裕がありません、ヒザを固めてリップに乗り、一瞬で水の中におちます。慣れてくるとバーチカル系の縦回転などできるようです。恐怖感がなければ、モーグルからフローターの台にうつり、さらに浮遊感を味わえます。リステルは6番が一番高いようです。上るだけでも一苦労。数回飛んだことがありますが、チキンな僕にはそれはもう恐怖との戦いでした。

スキーはもちろん、スノーボーダーも滑走可能です。モーグルの台で1.8m、フローターで3.4mですから、いちど経験しておくとスキー場の小さな台は怖くなくなります。