浅間山荘とワールドカップサッカー
サッカー以外が俺には重要
毎日ワールドカップをやって欲しい
ジャッキーの映画をチラ見。声優に原田泰造と中山エミリを起用。
テレビ東京にしては豪華な顔ぶれだが下手は下手。
すなおに声優を使えって。宮崎駿も鈴木Pと組んで映画を作ると、かならずあいつら「僕は声優を知らないから」といいながらタレント声優を起用する。糸井重里と立花隆は許そう。だがそれ以降はアウトだね。
アニメーター上がりは声優が嫌いなんだろうな。風呂にも入れないで作画して映画が終わったら声優ブームだもんな。嫌う理由もわかる。
今日はサッカーの話をするので、声優対アニメーターの話は後日にまわそうと思う。
中山エミリの名演技を堪能したくないので外出。お腹吹田市。
キックオフの午後10時。僕は自転車を漕いでいた。
寝静まった町はいつもより静かだ。
ワールドカップサッカーって今日だと実感。
日本人のメンタリティは力道山を街頭テレビで見ていたときと大して変わらないのだね。サッカー中継にしがみついている。
国道も細い裏路地も車が少ない。車がいないとこんなに走りやすいのか、それなら毎日ワールドカップをやって欲しい。
いや、やってるじゃん、Jリーグ。
サポーターと呼ばれる応援団はみな青い服を着て騒いでいた。こんかいは全体主義の本場ドイツでの戦いだから、ファッショでは負けてられない日本の応援もがんばらざるをえまい。各地でサポーターがお祭りムード。
「日本は絶対勝つ」と宣言していたが、太平洋戦争中の日本人も同じことを言っていたんだしぃ。あのときはオーストラリアの北端アタリを占領したから、勝ったと言えば勝ちだ。
帰宅して自転車を降り、コーラを飲みながらテレビをつける。
「突入せよ浅間山荘」をみた。
監督がしばらく海外で映画を勉強したわりにはいつもあれでなにな原田真人なので期待せず。ぼくの日本の名作映画ベスト3は、いまのところ
キャシャーン タツノコスピリッツのまったくわかっていないウタダの旦那が作ったフキューの名作
デビルマン 叩く これ、「文春きいちご賞」という、日本版ラズベリー賞を独占受賞。ノーコメント。
北京原人 製作=東映=テレビ朝日=バンダイ=東北新社 配給=東映
なにこのゴールデンカルテット。
これに原田監督の「ガンヘッド」、『おニャン子ザ・ムービー 危機イッパツ!』(1986年) も評価が高い。どれもまともに見ていないのだが見ていなくても大体わかる。だって、あなた、「アニメの寅さん」とか、まともに見たいか?
本当によい骨董品は風情だけでわかる。偽者には偽者のいんちき臭さがあり、僕くらいの目利きになると予告編を見ただけで、いや、プレスリリースを見ただけで、いや、企画書をシネ旬が取り上げた時点でダメなのはわかる。
本を読みながら浅間山荘をみた。荒川良々さんがいつもステキ。
日本人を体現できる俳優は彼しかいない。
連合赤軍側のディフェンスは猟銃。前半会長に飛ばしたが後半水攻めでめげていた。一方機動隊と長野県警の連合体は、発砲許可の出ていないため得点力不足だ。
ディフェンスの機動隊はジュラルミンの楯を二枚重ねにしてしのいでいたが、相手方の汚い猟銃の狙撃でディフェンスが崩れる。長野県警のツートップをつかって押し上げたが、果たしてあれが勝利だったのだろうか。
これとどうじにフィンランド軍VSソ連の「継続戦争」を題材にした「流血の夏」を読む。不用意にディファンスラインを下げたり勝手に撤退したり他人を期待すると戦争って負けるんだなと、感慨深くなる。だが、その感慨がサムライブルーなのか浅間山荘なのかフィンランド軍なのかはわからない。
しょうがないからみた
ようやくサッカーをみる。
一番最後で押し込まれてた。
明日は言い訳するんだろうな。どんな言い訳するんだろう。
これで経済効果は半減だろうな。
やっぱり一番儲けたのはチケット詐欺の連中だよな。
それにしても竹島の領有権問題は交渉の仕方がわからないぜ。経済水域を決めるから竹島問題を外してくれっていう外務省の姿勢はワケわからん。韓国側から見てそれがつうじるかちょっと考えてみろよ。
竹島の奥にウルルン島があるんだそうだが、きっと徳光さんが泣いているんだろう。
スポーツニュースがあまりにつまらないので「きらきらアフロ」が始まるまで新ルパン三世を再生。
第73話『花も嵐も泥棒レース』をみた。
ああ、徳光さんでてる。
【今日の読書】
流血の夏