大きな画像 (JPEG 画像, 1024×768 px)
【親指シフト入力も出来るよ】
親指シフトでエルゴタイプのキーボード。
この世に存在しないので自作しています。
縦に並んだ一番左を試作に、一気に3台追加しました。
ベースはマイクロソフトのナチュラルキーボードプロです。
家にあった分は全部改造。4台もあったのが不思議。
ちなみに黒い現行版(4000/有線)のみ「ノーマル」です。いじろうとおもってましたが、打鍵感がもっさりしているのでそのままにしています。やろうと思えば白いものと同様に改造できます。
【最初の1台】
左上の白い「ベルケン(ベルキン)」も改造済みです。右スペースの出力を変えてあります。一番最初に改造したのがこれです。
メーカーを問わず、「スペースキー」が左右にあればメンブレンをだましてバイパスするのは実は簡単にできます。メンブレンをバイパスするときにどうやって導線につなぐかがミソです。
もう1台、ゲーム用のキーボードを悪戯したのがあったのですが、これは手放して今は手元にありません。
Library Specialty
海外で市販されていそうな、「スペースキー」が分離しているキーボード集。
Belkin Nostromo Speedpad n52te F8GFPC200QE(AD)
期せずして「Belkin」です。左手用のゲーミングキーボードを改造して、出力を変えればイカシタ親指シフトキーボードが出来るかもしれません。キーの配列をソフト上でエミュレートするのはお手の物。
【海外製を改造するのも手】
「スペースキー」が二つのキーボードは、海外で探せば結構あります。これら「セパレート」や「分割式」と呼ばれるキーボードを輸入して、上記の方法で改造すれば簡単に親指シフト対応になります。
ただ、できあがるのは英語版のキーボードですから「かな変換」のたびに切り替えるのがめんどうなのよ。
-
【結局作るのか】
こちらの望むキーボードは日本語変換キー付で、エルゴであること。恒常的にいつでも気安く手に入るならそれでよいのですが、海外製で出てくるのはどれもこれも日本未発売です。そこで、既にローカライズされた大手マイクロソフトのキーボードを「改造」しました。
輸入をしているうちに1台完成してしまうので。
試作機を作ってデータをとってあるのでそれのコピーです。作ってみたら全然簡単ではないし時間がかかりました。簡単とはいえ、キーカバーや穴のいちは手動で切り出してますし、3つも作れば手間ですね。ジグをしっかり作ってからやればいいのですが、だいたいそんなに作らないから。今回の3台追加も酔狂ですから。
*
【裏話】
ナチュラルキーボードプロはUSB、PS/2の二種類の接続に対応しています。ホットキーがついているので、MSのサイトからキーボード用のドライバを落としてくるとホットキー側で音量調整が出来て便利です。
youtubeの再生はホットキーの再生ボタンと連動していませんが、メディアプレイヤーとは連動しています。別にこのキーボードじゃなくても改造できるのですが、使い慣れた日本語キーボードとして俎上にあげてみました。
-
【組立】
5月の連休にアルミと木片を切り出しました。
微調整をしたり、キートップの洗濯をしながらキーボードの上蓋にアルミと木製のベースをネジ止めしました。
MSは「白い」ナチュラルキーボードだけでも英語版と日本語版、エリートとプロの複数を出しています。今回改造したのは日本語版です。初期型は確か2万円近くしたような記憶があります。最初に買ったのは高かったモデルです。その後、外観は同じでも安くなったので不思議に思っていました。
中をあけてみて納得しました。前期型は仕事が丁寧です。基盤が四角く、ネジ止め箇所も多く量産に向いていません。後期型は作りが簡素化されてネジを使わないで以下に組み立てるか工夫されていました。外観上の区別はつきません。
【反省】
半田も一回でうまくつかず、キートップのカバーの穴もまちまちです。
もっとしっかりしたジグを作ってから仕事をすべきでした。