マックノート彗星

夕方用事があってネットに繋いでニュースを見ておりました。

夕闇掃く光の尾、マックノート彗星の撮影に成功

これはいかねばなりません。時計は午後4時。マックノート彗星がみえる日没まで時間がありません。

車に積んである方位磁針を引っ張り出し、、西の空が開けた場所を頭の中で思い浮かべます。なにせ予想位置は高度5度。

車で行けて駐車できて、その場で観測できる場所となると、思いつく場所はそう多くありません。理想は筑波山の真壁側ですが日没15分前にイグニッションをひねっているようでは、そんな夢の場所へはいけません。

考えるまもなく機材を積んで移動しました。見えなくてもがっかりしないように近場でごまかしてみました。

準備していると、愛犬を散歩中のおじさんに、

「橋の真中が良くないか?」

と指導いただきました。なるほど、その手があったかと移動。

星バカ日誌さんの予報図によると、ほぼ太陽の近くに見えるはずです。マックノート彗星はシリウスよりも明るい予定。

薄い雲が出ていたので期待せず水平方向に掃天観測しました。「掃天」とは、望遠鏡を縦横に振って星を探すことです。

夕陽が光る中、怪しげな光を発見。多分、コレがマックノート彗星だ!といえそうな光を発見。彗星特有の淡い塊。上空に向って尻尾らしき淡い光が見えました。犬の散歩おじさんにも見てもらいましたが、ぼやけた淡い光なので納得いかないご様子でした。彗星は見慣れないと「これが彗星だ」とは納得しにくいのです。

大型双眼鏡と小型デジカメでしたので、撮影はしませんでした。以下のリンク先にある画像とほぼ同じ見え方でした。場所は違いますが同時刻です。

Fomalhaut星空にまつわるエトセトラ

今日は南風が入り込んでいましたが、そのおかげか西天の状態がいつもより良くてそのおかげで見えたのかもしれません。軌跡が予想どうりなら今日あたりが限界だとおもいます。ただ、マックノート彗星自体が明るいので、双眼鏡を使えば見えるかもしれません。

夕方日没のちょっと上に淡く光るはずです。

一度姿を捉えたのち、マックノート彗星は沈んでいきました。橋の欄干と主鏡の高さが同じくらいで見えなくなってしまいました。そこで双眼鏡の架台にゲタを履かせたりとごたごたしているうちに彗星の淡い光を見失ってしまいました。

速報!1/14白昼のマックノート彗星 
日中でも観測可能らしいので、明日夕方雲が出なかったらもう一度探してみたいと思います。

機材の問題点

散歩のおじさんにマックノート彗星を見せようとがんばったのですが、DIYで作った台座のため微動や固定装置がありません。自分で操作して見るには十分ですが、人に見せるための機能は一切付いていなかったんだなと気が付きました。

もっと本格的な機材がほしいです。でも、架台付きで100mmを越える双眼鏡となるとひと財産。

私が古い骨董品を愛用しているのは骨董品マニアだからではなく、ひとえに経済的な理由でございます。

60mmクラスがあると便利そうです。手持ちではなく、三脚仕様を前提に20程度の天体用双眼鏡なら、価格も手ごろです。

今使っている双眼鏡の対物径は120mmですから、対物径が半分になり、光を集める力は1/4程度になりますがプリズムにゴミが入っているデカイ骨董品より、最新のコーティングレンズのほうが明るいし何より軽い。

天体写真を凝るつもりはありませんが、望遠鏡で街を見ていると望遠レンズの描写の面白さに気付かされます。

コンパクトタイプのデジタルカメラではマックノート彗星を撮影できません。こうやって彗星を観測してみると、望遠レンズが付けられるデジタル一眼レフカメラがほしくなります。ソニーのアルファシリーズは、ミノルタのアルファシリーズと互換してるらしいので、ミノルタのフィルム用レンズは入手しやすそうです。デジタル一眼レフは別にいらないと思っていましたが、今日みたいな日にはちょっとほしくなります。





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