特殊なチェーンガード

先日荒川にでたというFlevoBike。
日本で手に入ると言うけれどローロフ14段と贅沢な作り。美しい。

Flevoのどこがよいのか。それは「チェーンカバー」。

チェーンカバーがあれば普通のズボンで乗れる。スパッツも裾をまくるベルトも不要になります。普段の生活に自転車をとりいれるならチェーンカバーはスタンドより大事でしょう。

私がリバイブの外装7段をさけて性能では劣るだろう「i3」を買ったのも、すべてはチェーンカバーがあるからでした。チェーンガードカバーがついたFlevoの写真を横目で見ながら、ふと思いつきました。

リカンベントはある。
チェーンガードがない。
リカンベント+チェーンガードで理想のリカンベントができるはず。

以上のような思いつきで、ミストラルにチェーンガードを付けようかなと思い立ってみました。設計中。作るかどうか不明。

【チェーンガード】
ヤフオクでそれらしいものを探してみると、スチールプレスがいくつか。どうにも合いませんね。そもそもチェーンカバーなんてママチャリと実用車と子ども用自転車にしか付いてません。スポーツ自転車には付けないナライ。でも欲しいんだから付けてもええじゃないか。

SKS チェーンガード (CYCLE WORK STATION)
変速機と併用可能なチェーンガード。ドイツ人は分かってる。

フロントディレイラーが付いた自転車に付けるひとはいないのか。
国産はないか?

あ、ブリヂストンの自転車にそれらしいのがあります。でもシングルかな。
BRIDGESTONE MARK ROSA
大きな写真あり。変速いけそうな予感。

Wind Mind: 街乗り
昔はあったのかも知れない。

でもリカンベント用なんてありはしないのですね。

じゃあいいよ、アルミ板削るから。

A4で4枚ほど絵を描いてみました。きれいな卵形におさめるにはフロントをシングルにしてディレイラーを外せば可能。でもそれでは登坂力が。エンジン鍛えればよいってのはなし。性能を落としてまで作ると結果使わなくなるのでシングル却下。

いや、シングルでもリア9速あれば十分か?フロントシングルなら邪魔な変速はないし作るのは簡単でしょう。つくろうと描いてみるとディレイラの分膨らますのが面倒。まとまりません。

チェーンカバー。当然フロントシングル用。シティサイクルによく付いてるモデルです。

すくなくとも側面フルカバータイプ必須。

モナカになると作るのは大変でしょう。右面だけは確保したいですね。

市販のものや既存のものはリカンベントの構造が特殊なのでそのままはつきません。つきそうなものを探してみましたが、前ディレイラーまで覆うものはないと。

モナカ作りや二面あわせ、ましてやアルミ板の合わせなどはしたくないし、いまでも左のズボンの裾は汚れませんから片側に面を取って、リングに合わせて縁を曲げれば十分いけそうです。

Wind Mind: チェーンガード自作
自作例。アングルと市販のリングカバー。これで十分かも。

【アルミ板を切るよ】
ただ、アップライトではない特殊自転車なのでリングとアングルだけでは心許ない。

足の動きを図にして頭の中で動かしてみました。右ズボンの裾は変速機の下にあるチェーンにリングに触って汚れるらしい。であれば、きっとこの形になる。リングの外周にそって、縁は折り返し。別体でアルミをリベット打ちしなくても叩き出し1枚で作れると踏んで居ます。ただ、変速があるぶん形は複雑。

原寸大の紙モデルをつくって、ふくらみ部分を再現してそれを組み立てたのちに切り出してアルミに写せば作れるでしょう。ここまで面倒だと作らない可能性が85パーセント。

いま思いついたのは帰りのチェーンにアイドラーを噛ましてラインを変えるのはどうか。チェーンカバーの面積が減って見た目はまとまりそうです。ただ、強度を保ったままアイドラー台座を作るのが大変でしょうね。はて、こまったもんだ。

YouTube – ええじゃないか。
ひとつもよくない。