カメラ固定部の構造

バランス調整
雲台下バランスの調整法

【くるくる回る】
カメラ安定装置も、バランスを取るときは回すので、火消しが持っている「まとい」が思い浮かんだ。

纏(まとい)・火消纏・御祭礼纏|仁科旗金具製作所
すばらしい意匠。止まってよし、回して良し。材料の中抜きがアクセントになってます。

こういうのを見てしまうと、構造に凝りたくなります。茶色い紙にスケッチしたものは、カメラ固定部分の直下にカウンターウエイトを十字に入れる作例です。必要最低限の機能しか付けてませんので美的感覚がありません。京都のまといを見てしまうと、なんだかもっとやりようがあるように思えてきます。

固定する穴を沢山
固定する穴沢山

【カメラ取付部の構造について】
パーツ点数はこれが最小。パイプから丁字に棒をだし、両端にツノ。ツノが台を支える構造です。台の上部はフリップ式にして、カメラ取付部分を蝶番でフタとします。フタは片方に蝶番をつけて開くようにします。フタには穴を沢山開けておきます。カメラネジを使って本体の重心をある程度とって固定。こまかいバランスはカメラ固定部直下のバランス調整ネジでとります。

必要なのはミリ単位の調整。ワッシャ1枚2グラムくらいの刻みでバランスが取れるとことを期待しています。