多重リングジンバル保持装置

重心をギンバル/ジンバルと言います。

重心部分を保持するためにベアリングを入れたりジョイントを入れたり、いろいろ大変です。

手持ちの多重リング式のジンバルに、ベアリングを入れ直しました。入れたり出したりするジグは自分でつくってます。圧入装置とでもいうのでしょう。前回、開放型のベアリングを入れてぜんぜん動きがダメ。シールドタイプのベアリングを入れました。グレードは一般レベルです。アキシアルの、軸の縦方向に強いであろうベアリングを入れてます。ただ、やはり低トルクでは動きはよくありません。

いままでアルミパイプでつくっていた軸を、太いずん切りポルトに変更しました。手持ちの金具と組み合わせて一眼レフを載せてみました。小さく作ったので走ったりできませんが、重量が重い分多少調整がまずくてもそれなりに動いてしまいます。

あいにくうちの一眼はフィルムなので動画はありませんが、動かしてみると屋内ならなんとか。五歩くらいは破綻せずに動かせそうです。調整を詰められるようにX-Z方向の、水平面上をスライドさせる機能を付けたのでなんとか調整まで出来そうです。

ただ、やけに重いので腕がパンパンになります。パンとかチルトとか軸をもって動かせるのでマーリンタイプでよく使うユニバーサルジョイントより安定するかもしれません。ずん切りボルトをすごく長くすれば単純に安定するでしょう。重いからしませんけど。