西部警察傑作選

一昨日、夕方西部警察の傑作選を流してました。

大洗のゴルフで兼本選手が優勝するのを見ていたので、西部警察のほうはなんとなくしか見てませんが、すごかった。

前日の装甲車が出てくる話も、日本刀を持ったおじいさんが出てくるんだけれど平成生まれはアレをどう解釈するのでしょ。

日曜に流していた2本目だけちらっと見ました。途中から見ても筋が分かるのがすばらしい。

狂言誘拐をした若者が「タケノコ族」で、原宿に聞き込みに行きます。舘ひろしが立ち位置を間違えてカメラマンが困ってました。

狂言が分かり、主犯とおぼしき男のアパートに聞き込みに行くと2階から容疑者の青年が逃げだします。舘ひろしと柴田俊夫が追いかけていきます。ちょっとその犯人役を変わってほしいぞ。

青年は黒幕が総会屋の人がトヨタの乗用車でひき殺されます。悪いことをするのはすべてトヨタの車。トヨタが悪いのではありません。日産がスポンサーなので仕方ないんです。

ドラマの方はなんやかやありまして、亭主を自殺に見せかけて殺害されたバーのピアノ弾きが復讐する話です。ピアノ弾きは古暮課長の同僚の妹で、同僚の兄は殉職。彼に妹を頼むといわれ一時は恋仲だったと。

古暮課長がバーで大門部長にグラスを傾けながら昔話で彼女と恋仲だったと明かされます。

君たち、勤務中じゃないのか。

ピアノ弾きはトヨタに乗っていた「総会屋」に接近します。一緒に「鴨撃ち」と称して別荘に出かけ、そこで憎き敵にワルサーPPの銃口を向けるのですが、安全装置がかかっていて発砲できず敵の用心棒の凶弾に倒れます。

もう、つっこみどころは満載。街中で普通の主婦が安売りのキャベツを買うが如く凶器ををゲットしてしまうのもすごい。使い方も分からず買ってきたの困ったもの。別荘の手前で撃てば良かったのにダメなんでしょうか。

あと「鴨撃ち」ね。今時しないでしょう。バーのセットとか、髪型とか着付けとか、もうなんだか不思議な集団と風景ばかりでした。警察署は会議をしながらタバコを吸いまくりだし、歴史を越えた違和感が満載です。興味のある方は是非。

最終的には大門軍団がやってきて銃撃戦になります。4:3のテレビフレームに収めねばならないので、散開しません。みんな車の有る場所で固まって発砲します。

まあ、順当にピアノの人は亡くなってしまうのですが、彼女が残した「思い出探し」という譜面がでてきます。古暮課長は譜面を見ながら、恋仲だったあの頃を思い出し、裕次郎の歌でしめてお仕舞いという大団円な展開。その「思い出探し」という曲が中島みゆきの「別れ歌」にそっくりなのはご愛敬。

看板の字が下手(笑)スタントはハリウッド並みの本格派。
安全第一の日本ではもうこんな格好良い撮影なんぞ出来ませんよ。
走行中にミラーを飛ばしたり、革ジャンにサングラスで地下駐車場を走り回るのはライアン・オニールの影響です。
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ザ・ドライバー – Wikipedia
こうゆうを見て育ってしまうと、「トランスポーター」がスナック菓子みたいに軽く感じます。お菓子は腹にたまらん。