新しいカメラステージ

コの字に曲げたアルミ板と、いつもの丁字の金具でカメラステージをつくりました。2ミリのアルミ板を10センチ四方に切りだし、両端を直角に折って徳用のマッチ箱くらいの大きさにします。

丁字の板は丁の水平部分をコの字に曲げて、アルミ板の内側に入るようにします。蓋をするように向かい合わせで重ね、曲げた部分に開けた穴をボルトで繋ぎます。ちょうど折りたたみの携帯電話のような形になります。アルミのほうに9個の穴をあけ、カメラを自由に取り付けられるようにしました。カメラネジは携帯電話を開くようにあけた状態で脱着します。丁字金具の長穴をつかい、カメラ重心を調整するためにステージは前後に移動します。ためしに既存のスタビライザーにつけたところ、いちおう使えました。

いつもはカメラにあわせてステージごと新規製造をしていたので、今回のような万能に対応できるものは作ったことがありません。どんなカメラにも対応できるように作るのは難しいのです。

カメラの大型化のことはすっかり忘れていました。一眼レフには、本体以外にバッテリー、レンズがジンバルの上にきます。重心の反対側にカメラの重量と同等のオモリを積む都合、一眼がのった瞬間うちのスタビライザーは強度不足に陥ります。軽量化を優先しギリギリの素材でつくっているので歩くと振動がでてしまいます。オモリを積むと目も当てられないくらいに本体がたわむのです。

対策として、パイプ径を19ミリにアップすることも考えました。

カメラステージとジンバルを繋ぐ部分の構成も、いまとは違った方法になるでしょう。何度書いてもある形になります。あまりきれいではなく作らずにおりますが、もしかすると作っていない形が正解なのかもしれません。どう考えても美しくないし合理的ではないのですけれど。