村上春樹先生の新作の名前が覚えられません。初版100万部ってすごいなあ。増刷でしょ?私の頭のなかでは、真珠の養殖で財をなした多崎家の長男と、主人公の俺がひとりの妖艶な女を巡って三角関係でもめる話となっております。前半は先々代が淡水で真珠をつくる苦労を延々と描写され中盤以降でようやく孫がでてきます。孫は堅苦しい家に反抗的で夜なよな遊び歩いているのですが、あるとき幼なじみの女の子に痴情のもつれから包丁で刺されてしまいます。体に埋め込んでいた真珠がその刃を食い止めて一命を取り留めるのです。埋めていた場所はあなたの思うとおりです。