いらないものと必要なもの

いったん休憩。どうやってもあんまり思うようなものができあがりません。部材のカット数、形、取り付け方など考慮すると、ある決まった形に集約されていきます。その形がなんだかそれほど欲しくないというのが正直な感想です。

ローアングルが使えないのは誤算。

軽いカメラの場合はカメラの取り付け位置を左右に振って調整していましたが、おもいカメラの場合はそれがききません。カメラを固定して、オモリをつけて調整するほうが現実的みたい。カメラの固定を甘くして使うのは無理で、おそらくこれから作ろうとしている総重量2キロくらいのモデルはパイプへの負荷が以前よりも倍くらい大きくなりますから使っている内に歪みがでましょう。その歪みをその場で解決するためには、想定しているよりも強くつくらねばなりません。私がマーリンの初期のころことごとく失敗していた原因は強度不足と調整不足で、カメラの重量増を甘く見て作業し始めるとまた痛い目にあいそうです。それで今週末は工作はお休みです。アタマを冷やして、来週にかけてすこしずつ作って見ます。

いま素案としては、マーリンタイプのカメラステージに、下にスレッドに似た横棒を付ける方法。これが今週は最右翼の案でしたが、たぶん普通すぎてつまらない。あと、ステージをかなり上手く作らないと使い物にならないでしょう。微動まで付けると、ハードルは相当に高くなります。

単純にスレッドを作る方法もあります。パイプを太くして、補強することでカメラの重さに耐えられれば、いままで作ってきたものの各部ボアアップ程度ですむでしょう。

ふつうにスレッドを作る方法も考えています。こちらは最終手段。ベアリングを収めるカラーはアルミのを持っているのであれを使うとして、横の耳軸を作る方法を思いつきましたので、上の二つの案でどうにもならなくなったらふつうの、ユニバーサルジョイントではないもので作りましょう。これも普通の結果になるので、あんまりやりたくない。