モノタロウのカタログに負ける

モノタロウのカタログが郵送されてきました。

いまつくろうとしているのはふつうのスレッドで、いわゆるなんのひねりもないシャフトがまっすぐで下に棒がついているモデル。大きめのベアリングの中心にアルミパイプを通して使います。耳軸を大判のワッシャーで作ります。耳軸は6ミリの半ボルトを流用して使います。フォーク自体は木です。

木かよとお思いかもしれません。実現可能性が非常に高い作り方です。

いままではフォークを鉄かアルミの削りだしで考えていて、そんな大変なことをする覚悟もありません。いろいろ間に合わなくなるので今週中に作ります。

何度か中心軸を通したベアリングとフォークを使った作り方をしてきましたが、毎回中心軸をとることが出来ませんでした。

その1
塩化ビニールパイプを使う方法。中心にアルミのリング上のブロックを置いて、そこにベアリングを押し込みます。アルミにはふたつの穴が左右に開いていまして、一回りおおきな塩ビパイプからでているネジを軸に回転します。そのさらに一回り大きなパイプから、最初の軸と直交した軸を作り、アルミブロックのベアリングを入れて計3軸で自由に回転できるようにしました。

アルミのブロックと塩化ビニールパイプの正反対に正しく穴を開けることが難しく、使っているうちにずれるのでときどき治さねばなりません。またパイプをそのままにして持つところを付けなかったので不評を買いました。あとでグリップをつけましょう。

その2
木のフォークを使う。最初につくったのがこの方法で、ゴムで小石を飛ばすパチンコのようなYの字に板を切り抜いて、ドリルで小径ベアリングを押し込みます。最初に蝶番で作った方法の発展型です。たしか605zzのベアリングを直径15ミリのドリルであけた穴に押しコンでつくりました。

うちで使っている旋盤が卓上旋盤のため、板の左右に正確に穴を開けることが困難でした。万力に板を固定してドリルを手持ちで使ったのでどうしてもベアリングの位置がまっすぐにはなりません。実際組み付けてみると傾いてしまいます。集成材の一枚板で作ったため、組み込んだあとの微調整ができません。

総評
製品のように、高度な工作ができないDIYの場合は、軸自体の微調整が必要です。

作ることに関して、いくつか困難な課題があります。まず、軸を通すベアリングの設置に難あり。金属製のベアリングホルダが必要です。こちらはステンレスなので加工が利かず開いてる穴を固定用につかいます。ロウ付けでもドリルで耳軸を作れないので一手間かかります。

ek2008 blog : DIYのススメ5
ねじ切りの鋳物で作る方の作例。この手があった。フォークの直角を出すことと、肉厚の金物を正確に加工するのが大変だと思います。一度つくれば強度は十分で、一眼レフを載せていらっしゃる。

家のネジや小物を整理していたら、ずいぶん昔に使って行方不明になっていたベアリングホルダがでてきました。このままですとベアリングの軸径が15ミリと少々細いので、太いパイプが入る用にベアリングだけ交換しようと思います。これを、耳軸付きの台座の上にネジ止めして、木のフォークで支える予定です。

木のフォークは取り付けを工夫して、ベアリングを埋め込みではなく挟み込んで使うことで3軸を微妙に動かせるようにします。いわゆるバカ穴をつかって、微調整するイメージです。

モノタロウのカタログでベアリングの型番を調べてました。3000円以上で送料が無料になるので、ついでにアルミパイプを買います。おそらく近所のホームセンターに無いサイズの、大きめのワッシャーもモノタロウになりそうです。

細かい金物は単価がすごく安いので、なかなか3000円に届きません。