シグマ地獄からの脱出そしてトキナー

EFレンズを使っています。動画が好みのキレイさだったことと、中古レンズの弾数が多いだろうとキヤノンにしました。動画がもうすこし派手ならオリンパスだったのですけれど。とりあえずジャンクボデーを部品を取り寄せて補修して使えるようにして、右も左もわからないときに、タムロンのオートフォーカスレンズをひとつ手に入れてました。185Dはズームの範囲が広いのですがレンズが重くて、私の使い方には合いません。しかも使っていたらオートフォーカスが効かなくなるという残念な結果に。

それでもめげずにジャンク箱の中からレンズを買いあさっていました。ちょっと遠くにあるリサイクルショップの中古レンズの箱の中から適当にシグマのレンズを買ってきて使ってましたけれどこれが曲者でしてうちのEOSkissにはくっつけるとフォーカスは合いますけれど露出が駄目みたい。

フィルム用のオートフォーカスレンズは今のデジタル一眼に合わない」と知りました。

デジタル一眼と古いAFレンズの互換性(ROM問題) – 写真撮影とレンズ・機材についての雑記帳

シグマは特に相性が悪く、うちの組み合わせではエラーが頻発します。動画モードにして使うぶんには大丈夫ですが、それもいまいち。エラーが起きるとその分の写真は写らないし電源のオンオフで復旧させるために手間がかかります。静止画はそんなに撮らないだろうと思っておりましたが、カメラを持っていると当然撮ることになるのでそのたびにエラー、電源復旧は無理。撮ったつもりの写真が無いことも精神衛生上よろしくありません。

新しいEFマウントのレンズは無いものか。

オートフォーカスが効いて広角寄りがいいな。

EFレンズの場合、最新のレンズは17ミリからあるんですね。

Canon 広角ズームレンズ EF-S17-55mm F2.8 IS USM APS-C対応

10万円のレンズを買ってまで広角は必要か?APS-Cで使うと1.6倍だから17mmでも27mm扱いです。そこに10万はでません。

18-55のレンズが最初から付くX50のレンズキットにすれば良かった。私が買ったカメラは墜落カメラで、いちど地面落ちた物なので、当然キットレンズなんてない。

長いことスタビライザーの上にカメラを載せて揺らさないようにしてきました。そのとき、揺れが目立たないように出来るだけ広角を使ってきました。およそ24mm相当。景色が画面の周辺像として後ろに流るのが面白いけれど、はて、24mmは本当に必要で使ってきたのかといえば疑問。ブレごまかし用だったかも。

一般に昔のカメラは50mmが標準で付きます。デジタルカメラ黎明期も広角はありません。800万画素を越えたあたりからカメラメーカーは他社との差を付けたくてコンパクトデジタルカメラに10倍ズームや20mm台の広角を積みはじめました。基本は普通の画角です。

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一眼レフに移行してから撮影時間がめっきり減ってしまいました。本来ならば紅葉でも撮るところですが億劫です。

これは装備が不完全だからだなと、装備を揃えるべく新しいレンズを買いに出かました。

ジャンクレンズのなかでひっそりと異彩を放つ2本のトキナーレンズ。軽い。コンディション良好。安いよ。オークションで振り込み手数料を払うくらいならリサイクルショップで買うよということで家にまた2本一眼用のレンズが増えました。レンズを拭いたくらいで、汚れもなくレンズのコーティングをよくよくみるとうすい陰りがあります。これくらいは許容範囲。ジャンク箱に入れられてしばらくすると傷だらけになりますから、比較的良い状態で早めに身請けできて運がよかった。28mmからの標準と100mmからの望遠の組み合わせが同じコンディションでしたので、だれかが手放したセットのレンズだと思います。

早速使ってみます。望遠も標準も動作は軽快。モーター音が大きい。パーツの隙間が大きいからなのかガシャガシャ動く印象を受けます。EOSはAPS-Cなのでレンズのミリ数が1.6倍となり望遠側に振られるので100mmと言っても160mm相当となります。28mmも44mmくらいの画角になります。当然レンズの安定装置、キヤノンがいうところのISことイメージスタビライザーなんて高級なものは付いてませんから最大望遠で立射で狙うとぶれます。そのときは柱や壁にレストすればなんとかなるでしょう。いつもやっていることなので苦になりません。

軽いレンズです。望遠の繰り出しは捩りではなくストレートに鏡筒を抜き差しするズームです。画角を決めるのが簡単です。オートフォーカスも早いので気軽に飛行機を撮るのに使えそうな予感。

問題は広角側が足りないこと。フルサイズセンサーなら28mmのレンズが実質44mm相当になります。屋内で使うと対象が入りきらないかも。先日、大洗で車を撮影したとき、展示されているクルマを画面にいれるとき、画角が狭くて戸惑いました。そのときの反動から無理にでもワイコンを付けて近づいて撮るべきかなあとも考えてみたのですが、距離をとれば別に全体像が入るので広角を導入しないことにします。どうやっても広角レンズは高いのです。

それでも広い絵がほしくなったら、フルサイズのカメラに乗り換えるほうが安く上がりでしょう。広角が欲しいのは屋内用と手ブレごまかし用で、カメラと映像が安定してしまえば広角側が足りなくてもそんなに困ることはありません。いまのレンズの組み合わせですと、気を抜くと画面を狭くいぶん手ブレがバレやすく下手が目立つのが心配なだけです。

外の撮影でいつも足りなくなるのは望遠側でした。スタビライザーと望遠レンズを組み合わせて訳の分からない動画を撮りたいだけなので、この先もますます意味のよく分からない動画を撮影しする方向で精進していく所存であります。